PowerSORT Workstation V5.0 使用手引書
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用語集


 

インコアソー

すべての入力レコードがメモリ内に入る場合の、一時ファイルを使用せずにメモリ内だけで行うソート処理です。


 

漢字ソートマージ機

漢字コードで表現された文字(日本語)を含むレコードを、文字の持つ属性に従って並べる機能です。並べ方には、基本方式と国語辞典方式の2つの方式があります。


 

漢字フィール

漢字ソートマージ機能で使用する、レコード内の漢字コードで表現されたフィールドです。


 

キーフィール

レコードの大小関係を決めるために使用するレコード中のフィールドです。
フィールドの位置、長さ、データ形式と操作方法の情報からなっています。


 

基本方

漢字ソートマージ機能で実現している並べ方の1つで、文字の属性に従って並べます。
属性には、総画数、部首、音読み、訓読みおよびコードが指定できます。


 

固定フィール

バイト位置によって区分されるフィールドです。
フィールドの位置は全レコードで共通です。


 

国語辞典方

漢字ソートマージ機能で実現している並べ方の1つで、国語辞典に採用されている読み(清音読み)を基本とした並べ方です。
漢字コードで表現された文字に対応するふりがなのフィールドが必要となります。


 

コピー機

入力ファイルを出力ファイルに複写する機能です。
入力ファイルを単純に連結する場合や、複写するレコードを選択する場合に利用できます。


 

再編成フィール

レコード再編成機能で使用する入力レコード中のフィールドです。
再編成フィールドは、フィールドの位置と長さの情報からなっています。


 

先入力先出力(FIFO)機

同値のキーフィールドを持つレコードが複数あるファイルまたはレコード群をソートする際、先に入力したレコードを先に出力する機能です。
ソート機能と組み合わせて使います。


 

サプレス機

同値のキーフィールドを持つレコードが複数あるファイルまたはレコード群をソートまたはマージする際、1つを残して他を削除する機能です。
ソートまたはマージ機能と組み合わせて使います。


 

自己規定

レコード選択機能とレコード再編成機能で使用する10進数、16進数の定数または文字列定数です。


 

集約フィール

レコード集約機能で使用する、数値を加算するためのフィールドです。
集約フィールドは、フィールドの位置、長さ、データ形式の情報からなっています。


 

処理定義ファイ

PowerSORT GUIのメニューやダイアログボックスで指定した内容を保存するファイルです。
処理定義ファイルを[ファイル]メニューの[実行]や[開く]コマンドで選択することにより、メニューの選択やダイアログボックスでの項目設定を繰り返すことなく、実行や再利用が簡単にできるようになります。


 

ストリン

ソート済みのレコードの集まりです。


 

選択フィール

レコード選択機能で使用する、処理の対象となるレコードを選択するためのフィールドです。


 

ソート機

指定された1つ以上のキーフィールドにより昇順(0から9、AからZの順)、または降順(ZからA、9から0の順)にレコードを並べ替える機能です。
通常、レコードをソートする場合、キーフィールドを指定します。
PowerSORTは、指定されたキーフィールドをもとにレコードの並べ替えを行います。


 

フィール

PowerSORTを使用するためのフィールドの種類には、ソートおよびマージ機能で使用するキーフィールドと、レコード選択機能で使用する選択フィールド、レコード再編成機能で使用する再編成フィールドおよびレコード集約機能で使用する集約フィールドがあります。


 

フィールド分離文

テキストファイル浮動フィールド指定のときにフィールドを区分する文字列です。
省略時の値として、空白またはタブをフィールド分離文字として扱います。この他に任意の文字列をフィールド分離文字として指定することができます。ただし、レコード分離文字と同じ文字は指定できません。


 

浮動フィール

フィールド分離文字によって区分されるフィールドです。
フィールドの位置を、フィールド分離文字によって区切られたフィールド番号によって指定します。フィールド分離文字の位置によってフィールドの位置が決定されるため、レコードごとにフィールドの位置(カラム位置)が異なります。


 

ふりがなフィール

漢字ソートマージ機能の国語辞典方式で使用する、漢字フィールドに対応する読みが入っているフィールドです。
ふりがなフィールドは、ひらがな文字およびカタカナ文字で表現します。


 

マージ機

ソート済みの複数ファイルを1つのファイルに併合する(まとめる)機能です。
ソート処理と同じキーフィールドでの並びを保証します。


 

レコード選択機

処理の対象となるレコードの選択方法を指定して、必要なレコードだけを選択する機能です。
ソート機能、マージ機能またはコピー機能と組み合わせて使います。レコード選択機能には、被比較フィールドと比較フィールドを比較する方法、被比較フィールドと自己規定値を比較する方法があります。PowerSORTは、指定された2つのフィールドを比較方法に従って比較し、レコードを選択します。


 

レコード再編成機

フィールドの位置を変更したり、自己規定値をレコードに埋め込む機能です。
レコードを再編成する場合は、出力レコードの左端から順番に詰めるフィールドを指定します。入力レコードのフィールドを詰める場合はその位置と長さを、自己規定値を詰める場合はその自己規定値を指定します。


 

レコード集約機

同値のキーフィールドを持つレコードが複数あるファイルまたはレコード群をソートまたはマージする際、集約フィールドの値を加算して1つのレコードにする機能です。


 

レコード分離文

テキストファイルのときにレコードを区分する文字列です。
レコード分離文字は、CRLF(復帰改行)、CR(復帰)またはLF(改行)から選択できます。一般的な形式のテキストファイルは、CRLF(復帰改行)でレコードが区分されています。


 

BOM

BOM(Byte Order Mark)は、Unicodeのエンディアンを指定するためにファイルの先頭に記入される特定のコードです。


 

Big endian

何バイトかで整数を表す場合、上位の桁を前の方の番地に記憶する方法です。


 

bsrt.h

BSORT関数で使用する情報が設定されているヘッダファイルです。
本ヘッダファイルは、PowerSORTインストール時に作成されるINCLUDEフォルダ内にあります。


 

Little endian

何バイトかで整数を表す場合、下位の桁を前の方の番地に記憶する方法です。


 

Unicode

世界中の文字を統一的に記述できる国際的な文字コードです。
PowerSORTでは、以下の形式をサポートしています。


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