Apdesigner プログラマーズガイド
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第3部 Apdesigner利用編> 第14章 プロジェクトをビルド・デバッグ・実行する> 14.2 プロジェクトをデバッグする

14.2.8 デバッガを起動する(COBOLの場合)

Apdesignerでは、起動構成との組み合わせで、各アプリケーションのローカルデバッグとリモートデバッグをサポートします。

+起動構成

アプリケーション種別

起動構成種別

ローカル

リモート

COBOLアプリケーション

COBOLアプリケーション

リモートCOBOLアプリケーション

CORBAサーバアプリケーション

CORBAワークユニット

−:使用不可

以下に、デバッグを開始するまでの手順を説明します。

  1. デバッグするアプリケーションに対応した起動構成を作成します。
  2. 起動構成に必要な情報を設定します。
  3. デバッグを開始します。

起動構成の種別により、起動構成の作成方法が異なります。
起動構成による違いについて、説明します。

作成した起動構成は、デバッグ時に毎回作成する必要はありません。
同じ起動構成でデバッグする場合は、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスの[構成]から作成した構成ファイルを選択し、[デバッグ]ボタンをクリックしてデバッグを開始してください。ツールバー上のデバッグアイコンの▼部分をクリックして、作成したときに[名前]に指定した名前を選択することで素早くデバッグを開始することもできます。

++COBOLアプリケーション起動構成を使う

作成したCOBOLアプリケーションをデバッグする場合、起動構成はCOBOLアプリケーションを使用します。

  1. メニューバーから[実行] > [構成およびデバッグ]を選択し、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスを表示します。
  2. [構成およびデバッグ]ダイアログボックスより、[COBOLアプリケーション]を選択し、[新規]ボタンをクリックします。
  3. 右のペインに表示された所定のフィールドにそれぞれの値を指定します。
    [名前]には、任意の名前を指定します。たとえば、プロジェクトの名前を指定します。[メイン]タブでは、以下の値を指定します。
    [プロジェクト]:プロジェクトの名前を指定します。
    [実行ファイル]:起動する実行ファイルを指定します。
    [作業フォルダ]:実行時のカレントフォルダを指定します。
    [プログラム引数]:実行ファイルに渡すプログラム引数などを指定します。
    その他のタブについても必要に応じて値の指定、変更を行います。
  4. [デバッグ]ボタンをクリックして、デバッグを開始します。

++リモートCOBOLアプリケーション起動構成を使う

リモートCOBOLアプリケーション起動構成を使うことにより、Apdesignerから直接実行できないCOBOLアプリケーションをデバッグすることができます。

  1. メニューバーから[実行] > [構成およびデバッグ]を選択し、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスを表示します。
  2. [構成およびデバッグ]ダイアログボックスより、[リモートCOBOLアプリケーション]を選択し、[新規]ボタンをクリックします。
  3. 右のペインに表示された所定のフィールドにそれぞれの値を指定します。
    [名前]には、任意の名前を指定します。たとえば、プロジェクトの名前を指定します。
    [メイン]タブでは以下の値を指定します。
    [プロジェクト]:プロジェクトの名前を指定します。
    その他のタブについても必要に応じて値の指定、変更を行います。
  4. [デバッグ]ボタンをクリックして、デバッガを起動します。
  5. デバッグするプログラムを起動します。デバッグするプログラムは、デバッガにプログラムの起動を通知するために環境変数を設定する必要があります。

リモートデバッグのための環境変数

リモートデバッグを行うためには、デバッグするプログラムの環境変数に、デバッガにプログラムの起動を通知するための情報を設定する必要があります。

環境変数は、以下のように設定してください。

@CBR_ATTACH_TOOL=localhost/APD

++CORBAワークユニット起動構成を使う

CORBAワークユニット起動構成を使うことにより、CORBAサーバアプリケーションをデバッグすることができます

  1. メニューバーから[実行] > [構成およびデバッグ]を選択し、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスを表示します。
  2. [構成およびデバッグ]ダイアログボックスより、[CORBAワークユニット]を選択し、[新規]ボタンをクリックします。
  3. 右のペインに表示された所定のフィールドにそれぞれの値を指定します。
    [名前]には、任意の名前を指定します。たとえば、プロジェクトの名前を指定します。
    [メイン]タブでは以下の値を指定します。
    [CORBAワークユニット名]:デバッグに使用するCORBAワークユニット名を指定します。
    [起動前に配備する]:資産を自動的に配備する場合チェックします。
    [配備するプロジェクト名]:プロジェクトの名前を指定します。
    その他のタブについても必要に応じて値の指定、変更を行います。
  4. [デバッグ]ボタンをクリックして、デバッガを起動します。

CORBAワークユニットの作成

CORBAワークユニット起動構成を使ってデバッグを行うためには、[構成およびデバッグ]ダイアログボックスの[メイン]タブの[CORBAワークユニット名]に指定するCORBAワークユニットがInterstage Application Serverに作成されている必要があります。CORBAワークユニットはInterstage管理コンソールで作成します。


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