Apdesigner プログラマーズガイド
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14.2.2 Java処理記述の場合の留意事項
デバッガを使用する場合の留意事項を以下に示します。
- Java処理記述をデバッグする場合、デバッグ情報を生成するように設定してビルドを行います。
- Java処理からネィティブメソッドおよびIOに関係するメソッドを呼び出している場合、そのネィティブメソッドおよびIOメソッドにステップインするとデバッガが操作不能な状態になる場合があります。操作不能な状態になった場合は、デバッグビューでデバッグしているアプリケーションを選択してからメニューバーの[実行] > [終了]を選択してデバッグを終了させ、マシンを再起動してください。[終了]メニューが選択できない場合は、マシンを再起動してください。
- スレッドおよびスレッドグループの状態は、実行動作と密接な関係があるため、操作によってはデッドロック、異常終了、ベージ違反、例外などの致命的な現象を引き起こすことがあります。
- ネットワーク環境設定の問題で、デバッガから被デバッグプログラムを実行するのに時間がかかる場合があります。デバッグ実行を行ってから被デバッグプログラムの起動までに長時間ディスクアクセスが行われていない場合は、hostsファイルに「127.0.0.1 localhost」が設定されているかを確認してください。
- デバッグを行う場合は、ビルド時に使用したJDKと同じバージョンのものを使用してください。ビルド時に使用したJDKのバージョンと異なるバージョンでデバッグした場合、正しくデバッグできない場合があります。また、デバッガが動作不良をおこす場合があります。
- サーバアプリケーションをデバッグする場合、サーバ側での応答の監視によってタイムアウトが発生し、デバッグを行えないことがあります。デバッグが行えない場合には、監視時間の設定を長くするか、監視そのものをはずしてからデバッグを行ってください。サーバアプリケーションのデバッグ時に、クライアントとしてWebブラウザを使用する場合も同様に監視時間の設定を長くするか、監視をはずしてデバッグを行ってください。
JSPをデバッグする際に、ブレークポイントはJSPエディタでJSPファイルに設定できますが、デバッグ操作は、JSPコンパイラによって生成されたサーブレットソース上で行う必要があります。
ブレークポイントを設定する際には、プロジェクトフォルダ配下の_jsp_srcフォルダにサーブレットソースが格納されている必要があります。
また、JSPコンパイラによって変換されたサーブレットソースファイルは、プロジェクトのビルド環境では、参照できないクラスなどがあるため、Javaエディタ上ではマークが付きますが、デバッグ上は問題ありません。
JSPファイルをJSPエディタで開くためには、コンテキストメニューから[アプリケーションから開く] > [JSPエディタ]を選択します。
ブラウザとしてNetscapeを使用する場合は、プロキシの設定で「手動でプロキシを設定する」を選択し、例外にlocalhostを追加してください。
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