Apdesigner プログラマーズガイド
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第3部 Apdesigner利用編> 第11章 Javaアプリケーション処理手続きを記述する> 11.1 処理手続きの概要

11.1.1 処理手続きの種類

処理手続きには、以下のものがあります。

ここでは、メインプログラム、ユーザ初期化処理およびイベント処理について説明します。

+メインプログラム

アプリケーションの初期化および初期フォーム生成処理などアプリケーションの実行に必要な処理の一連の動作の流れをフレームワークといいます。
プロジェクト種別がPure Javaアプリケーションの場合、アプリケーションのフレームワークを制御するメインプログラムが以下の名前で自動的に生成されます。

ここでは、メインプログラムの処理の流れについて説明します。

++メインプログラムの処理の流れ

メインプログラムは、アプリケーションのメインの流れを制御するプログラムです。アプリケーションを実行した場合には、必ず一番最初に呼び出されるプログラムです。
新規作成時には、以下のような処理が自動生成されます。

public class MyPureJavaApp {
    // 1. アプリケーションのコンストラクタ
    public MyPureJavaApp() {
        super();
    }
    // 2.アプリケーションを実行する処理
    public void run(String[] args) {
        //新規フォームプロジェクトの作成
        Frame1 form = new Frame1();
        //フォームの初期化
        form.init();
        //フォームの表示
        form.show();
    }
    // 3.システムから最初に呼び出されるメソッド。この中から1.と2.を呼び出しています。
    public static void main(String[] args) {
        MyPureJavaApp object = new MyPureJavaApp();
        object.run(args);
    }
}

メインプログラムの処理を記述する

必要に応じてこのメインプログラムに処理を記述することができます。
メインプログラムの処理を記述するためには、Apdesignerに表示されるファイルの一覧からメインプログラムを選択して、以下の方法でJavaエディタを起動します。

メインプログラムのソースファイルを削除する

Apdesignerに表示されるファイルの一覧からメインプログラムのソースファイルを選択して、メニューバーから[編集] > [削除]を選択するか、コンテキストメニューの[削除]を選択します。

+ユーザ初期化処理

アプレット、フレーム、パネルおよびダイアログを初期化する処理を記述します。
Javaフォーム定義のウィザードで作成した、アプレット、フレーム、パネルおよびダイアログには、以下の初期化時に呼び出されるメソッドが自動生成されます。initUserメソッドはJavaフォームのinitメソッドの延長で呼び出されます。initメソッドが呼び出されるタイミングではJavaフォームに関する初期化はすべて完了しています。

   protected void initUser() {
      // この位置にユーザ定義初期化処理を記述します。
   }

ユーザ初期処理を記述する

必要に応じてこのメソッドに処理を記述することができます。たとえば、実行時に動的にフォームの背景色を変える処理などをinitUserメソッドに記述することができます。

+イベント処理

JavaフォームやJavaフォームに貼り付けたBeanの操作で発生するイベントに対する処理手続きを、イベント処理と呼びます。

イベント処理の詳細については、"イベント処理を記述する"を参照してください。


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