Apdesigner プログラマーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 アプリケーション開発編> 第2章 Webアプリケーションを開発する> 2.1 概要

2.1.4 Webアプリケーション環境定義ファイル(web.xmlファイル)

Webアプリケーション環境定義ファイル(web.xmlファイル)は、Webアプリケーションの動作環境を設定できます。Apdesignerで取り扱うタグについて説明します。
Webアプリケーション環境定義ファイルの詳細については、"Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド"を参照してください。

+サーブレット・マッピング

サーブレットを呼び出すには、Webアプリケーション環境定義ファイル(web.xmlファイル)にサーブレット・マッピングを定義します。
Webアプリケーションプロジェクトやサーブレットを新規作成した場合は、web.xmlファイルにサーブレット・マッピングを自動的に追加します。サーブレットの変名、削除またはインポートした場合は、XMLエディタでweb.xmlファイルを編集してください。

Interstage Application Server V6.0以前およびTomcat 4.0以前のサーブレットコンテナでは、web.xmlファイルにサーブレット・マッピングが定義されていなくてもサーブレットを呼び出すことができました。このサーブレットコンテナで動作していたサーブレットを流用する場合は、web.xmlファイルにサーブレット・マッピングが定義されているかを確認してください。
詳細については、"Interstage Application Server 移行ガイド"を参照してください。

サーブレットを新規作成した場合に追加されるサーブレット・マッピングには、コード生成ウィザードで指定した値が設定されます。また、Webアプリケーションプロジェクトを新規作成した場合に作成されるHTMLファイルには、サーブレット・マッピングの定義にあわせてURLが指定されます。
Webアプリケーションプロジェクトでサーブレットを新規作成した場合を例にして、作成されるweb.xmlファイルとHTMLファイルを説明します。以下に示す説明は、サーブレット・マッピングに関連する部分になります。

++コード生成ウィザードの指定

パッケージ名:pack

サーブレットクラス名:SimpleForm

++web.xmlファイルの内容

<web-app>
    <servlet>
        <servlet-name>SimpleForm</servlet-name>
        <servlet-class>pack.SimpleForm</servlet-class>
    </servlet>
    <servlet-mapping>
        <servlet-name>SimpleForm</servlet-name>
        <url-pattern>/SimpleForm</url-pattern>
    </servlet-mapping>
</web-app>

ノード

値の説明

設定された値

servlet/servlet-name

サーブレットの名前を指定します。

サーブレットクラス名

servlet/servlet-class

サーブレットのクラス名を指定します。

パッケージを付けたサーブレットクラス名

servlet-mapping/servlet-name

サーブレットの名前を指定します。
servlet/servlet-nameと同じ名前を指定します。

servlet/servlet-nameと同じ値

servlet-mapping/url-pattern

サーブレットをマッピングするURLを指定します。

サーブレットクラス名

++HTMLファイルの内容

<FORM style="MARGIN-LEFT: 40px" action="SimpleForm" method="post">

ノード

値の説明

設定された値

FORMタグのaction属性

サーブレットを呼び出すURLを指定します。

web.xmlで指定したURL(相対パス)

+welcome file

URLにファイル名を入力しなかった場合に表示するファイル(welcome file)を、Webアプリケーション環境定義ファイル(web.xmlファイル)に定義できます。
Webアプリケーションプロジェクトを新規作成した場合は、web.xmlファイルにwelcome fileを自動的に追加します。welcome fileを変更したい場合は、XMLエディタでweb.xmlファイルを編集してください。
Webアプリケーションプロジェクトを新規作成した場合は、コード生成ウィザードで指定した値が設定されます。
Webアプリケーションプロジェクトを新規作成した場合を例にして、作成されるweb.xmlファイルを説明します。以下に示す説明は、welcome fileに関連する部分になります。

++コード生成ウィザードの指定

HTMLファイル名:index.html

++web.xmlファイルの内容

<web-app>
    <welcome-file-list>
        <welcome-file>index.html</welcome-file>
    </welcome-file-list>
</web-app>

ノード

値の説明

設定された値

welcome-file-list/ welcome-file

welcome fileを指定します。

HTMLファイル名


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1998-2006