Interstage Shunsaku Data Manager トラブルシューティング集 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第3章 調査資料の採取> 3.5 プロセスダウン時の資料採取

3.5.6 coreスタックトレース

障害の初期切り分けとして、採取されたコアファイルからデバッガを使ってスタックトレースを採取します。
問題箇所の特定のために必須となります。

coreスタックトレースは、以下の手順で採取します。

■採取方法

  1. スーパーユーザー権限でadbデバッガを起動します。
    adb /opt/FJSVshnsk/sbin/プロセス名 coreファイル名(絶対パス)

    例)以下は、directorプロセスがダウンした場合の例です。

    adb /opt/FJSVshnsk/sbin/shunddmn core_15928.040831.054704
    core file = core_15928.040831.054704 -- program ``shunddmn'' on platform SUNW,Ultra-Enterprise
    SIGSEGV: Segmentation Fault

  2. デバッガ上で以下を入力し($も含みます)、スタックトレースを表示させます。
    $c

    例)

    $c
    do_entry(1970918,e,61b38,61850,5ba38,0) + b08
    _thread_start(63580,0,0,0,0,0) + 40

    上記の表示をテキストファイルに保存してください。

  3. デバッガ上で以下を入力し($も含みます)、adbデバッガを停止します。
    $q

  1. スーパーユーザー権限でgdbデバッガを起動します。
    gdb /opt/FJSVshnsk/sbin/プロセス名 coreファイル名(絶対パス)

    例)以下は、searcherプロセスがダウンした場合の例です。

    gdb /opt/FJSVshnsk/sbin/shunsdmn core_11216.040907.203435
    GNU gdb Red Hat Linux (5.2-2)
    Copyright 2002 Free Software Foundation, Inc.
                :

  2. デバッガ上で以下を入力し、スタックトレースを表示させます。
    thread apply all bt

    例)

    (gdb) thread apply all bt
    Thread 4 (process 11216):
            :

    上記の表示をテキストファイルに保存してください。

  3. デバッガ上で以下を入力し、gdbデバッガを停止します。
    q

  1. mapファイルを動作環境ファイルのCoreFileFolderに指定したフォルダ配下にコピーします。mapファイルの格納場所については、“3.5.5 mapファイル(Windows)”の記述を参照してください。

  2. 1.でコピーしたmapファイルのファイル名を以下に変更します。
    ファイル名:shunmemfuncmap

  3. 動作環境ファイルのCoreFileFolderに指定したフォルダ上で、Administrator権限を持つユーザにて以下のコマンドを実行します。
    Shunsakuのインストール先のフォルダ\Shunsaku\sbin\shunstacktrace coreファイル名

    コマンドの出力結果をテキストファイルに保存してください。


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