PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Linux版) |
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付録G よく尋ねられる質問(FAQ) |
システム環境構築作業中の疑問点について説明します。
システム起動中にはマウントを解除できない、/(root)、/usr、/varファイルシステムのバックアップ方法については、「システムディスクのバックアップとリストア」および「代替ブート環境を使用したシステムディスクのバックアップトリストア」を参照してください。
GDSの論理ボリュームは、物理スライスと同様にバックアップできます。ただし、必ず論理ボリュームからバックアップしてください。たとえば、CD-ROMからシステムをブートして、物理スライスからバックアップする方法では正しいデータを退避できない可能性があります。
ミラーリング機能を活用して、より効率的なバックアップを行うこともできます。詳しくは、「スライス切離し方式によるスナップショット」、「sdxslice - スライスの操作」、「バックアップ」、および「ローカルディスクおよび共用ディスクのバックアップとリストア」を参照してください。
また、GDS Snapshotのプロキシボリュームを活用して、業務停止時間を最小限に抑えたバックアップ運用を構築することもできます。詳しくは、「プロキシボリューム」、「sdxproxy - プロキシオブジェクトの操作」、「コマンドによるスナップショット操作の流れ」、「バックアップ(等価性方式)」、「バックアップ(OPC方式)」、および「プロキシボリュームを使用したオンラインバックアップと瞬間リストア」を参照してください。
さらに、GDS Snapshot のシャドウボリュームを活用して、業務を実行するドメインに属していないサーバからバックアップを行うことにより、業務への影響を最小限に抑えることができます。詳しくは、「シャドウボリューム」および「ドメイン外サーバからのバックアップとリストア」を参照してください。
物理ディスクへのアクセスはGDSが抑止しているため、操作する方法はありません。
詳しくは、「物理特殊ファイルへのアクセス抑止」を参照してください。
なお、parted(8)コマンドでディスクの内容を参照するだけであれば、CD-ROMからブートしたうえで物理ディスクを指定すれば可能です。ただし、物理ディスクのデータを更新してしまうと、ミラーリングされているデータが破壊されてしまうため、十分な注意が必要です。「CD-ROM装置からのブート」を参照してください。
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