Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第1部 概要> 第2章 運用形態

2.1 基本の形態

Webサイト管理機能は、エージェント製品(SQC-A)を導入した被管理サーバ(Webサー バ、Proxyサーバ)を、マネージャ製品(SQC-M)を導入した管理サーバから管理します。

管理サーバと被管理サーバ間の通信はHTTPプロトコルで行うため、DMZ環境の場合でも、特に設定を行わずに運用することができます。

2.1.1 分析データの配置方法について

Systemwalker Service Quality Coordinatorの分析データの配置方法には、以下の2つがあります。

被管理サーバ運用

被管理サーバ上に分析データを配置する場合

管理サーバ運用

管理サーバ上に被管理サーバの分析データを配置する場合

利用状況分析を行う場合は、被管理サーバ運用、管理サーバ運用のいずれかを選択します。

以下にそれぞれの場合について、説明します。

2.1.1.1 被管理サーバ運用

利用状況分析を被管理サーバ運用の形態で行った場合の構成を示します。

被管理サーバ運用の場合には、Webサーバのログ情報から抽出されたデータは、被管理サーバの利用状況DBに蓄積されます。利用状況分析は被管理サーバで行います。

Webサイト管理画面からアクセスする際、オンデマンドで被管理サーバにアクセスし、画面に表示します。

2.1.1.2 管理サーバ運用

利用状況分析を管理サーバ運用の形態で行った場合の構成を示します。

管理サーバ運用の場合には、Webサーバのログ情報は管理サーバに転送され、ログ情報から抽出されたデータは管理サーバの利用状況DBに蓄積されます。利用状況分析は管理サーバで行います。

Webサーバに分析による負荷をかけたくない場合に、この運用を行います。

2.1.2 グループ運用

Systemwalker Service Quality Coordinatorでは、複数の管理対象を管理する場合、グルーピングすることにより、まとめて管理することができます。

グルーピングの方法は、以下です。

グルーピングの単位

管理方法

分析対象サーバ

複数の分析対象サーバをひとつにグルーピングして管理する。

ひとつのサーバ上で、論理的な分析対象サーバ単位で負荷分散されている環境。

例)ひとつのサーバ上で複数のドメインが運用されているホスティング環境。

以下に説明します。

2.1.2.1 分析対象サーバをグルーピング

バーチャルホストやホスティング等の環境では、複数のドメインをひとつのグループとして管理することができます。

Systemwalker Service Quality Coordinatorでは、ドメイン単位で分析対象サーバ登録を行い、グループ設定を行うことで実現します。

分析対象サーバをグループに構成する方法については、「14.1.4 グループ設定画面」および「7.3 グループ登録」を参照してください。

2.1.3 改ざん監視を行う場合の構成

以下に、改ざん監視を運用する場合のシステム構成について示します。


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