Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) - FUJITSU -
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第2章 アプリケーションの設計> 2.2 文字コード系の考慮> 2.2.1 文字コード系の概要

2.2.1.2 Symfoware Serverがサポートする文字コード系

Symfoware Serverがサポートしている文字コード系について説明します。

■シフトJISコー

シフトJISコードとは、Microsoft社とデジタルリサーチ社によって開発された文字コード系です。Windows(R)システムの標準文字コード系となっていますが、UNIX系OSでもシフトJISロケールを使用することができます。

Symfoware Serverが対象とするシフトJISコードには、富士通がFujitsu FM/Rシリーズのパソコン上で独自に拡張を行った文字コードを持つR90というコードセットと、Microsoft社がWindows(R)上で独自に拡張を行った文字コードを持つコードセットが存在します。後者は公式な名称はありませんが、本書ではMS-SJISと呼びます。

それぞれのコードセットの文字範囲は以下のとおりです。

文字コードの種類

R90

MS-SJIS

JIS漢字
(第一/第二水準)

2965/3390文字

2965/3390文字

JIS非漢字

524文字

524文字

拡張漢字

なし

なし

拡張非漢字

605文字

なし

利用者定義文字

1880文字

1880文字

MSベンダー文字

なし

446文字

 

JIS漢字(第一/第二水準)に関しては、83JIS改定でR90は一部の文字を旧字体のままとし、MS-SJISはすべて新字体にしたため、同じコードが異なる文字として扱われています。

通常はMS-SJISのコードセットが使用されますが、Fujitsu FM/Rシリーズのパソコン上ではR90が使用されています。

■EUCコー

EUCコードは主にUNIX系OSで使用される文字コード系です。

文字範囲は以下のとおりです。

文字コードの種類

EUCコード

JIS漢字
(第一/第二水準)

2965/3388文字

JIS非漢字

524文字

拡張漢字

なし

拡張非漢字

なし

利用者定義文字

なし

MSベンダー文字

なし

 

■UNICODE

UNICODEは、国際標準の文字コード系としてISOで規定された文字コード系です。

Symfoware Serverが対象とするUNICODEには、UTF-8およびUCS-2の2種類のコードセットが存在します。

それぞれのコードセットの文字範囲は以下の通りです。

文字コードの種類

UTF-8

UCS-2

JIS漢字
(第一/第二水準)

2965/3390文字

2965/3390文字

JIS非漢字

524文字

524文字

拡張漢字

5801文字

5801文字

拡張非漢字

266文字

266文字

利用者定義文字

6400文字

6400文字

MSベンダー文字

446文字

446文字

UCS-2はSymfoware ServerのNCHAR型に対応しています。

 


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