Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第15章 CORBAアプリケーションの開発(Java言語)> 15.7 サーバアプリケーションの開発手順と環境設定

15.7.4 起動用ファイルの作成

 サーバアプリケーションを起動するには、通常バッチファイルやシェルスクリプトを用意します。起動に際し、環境変数OD_IMPLIDへインプリメンテーションリポジトリIDを設定する必要があります。この設定も起動ファイル内で行うことができます。POAオブジェクトのアダプタ名にインプリメンテーションリポジトリIDを指定する場合はOD_IMPLIDの設定は必要ありません。詳細については、“サーバアプリケーションと環境設定との関連付け”を参照してください。

 なお、Javaアプリケーションの実行時には、CLASSPATH変数にJavaのライブラリを設定する必要があります。
 CLASSPATH変数設定と起動用ファイルの例を以下に示します。

(OD_HOME: C:\Interstage\ODWIN)

  set CLASSPATH=.;%OD_HOME%\etc\class\ODjava.jar;%CLASSPATH%

注) CLASSPATH変数はインストール時にODjava2.jarと設定されますが、CORBAアプリケーションの実行環境に応じて設定を変更してください(詳細は、“CORBAアプリケーションの実行”を参照してください)。

【起動用バッチファイル例】

  set OD_IMPLID=IDL:ODdemo/calculator:1.0  インプリメンテーションリポジトリIDを設定
                                        必要に応じ環境変数の設定等記述
  set CLASSPATH=<Server.classのパス>;%CLASSPATH%;
  java Server                           サーバクラスを引数に、JavaVM起動

(OD_HOME: /opt/FSUNod) (OD_HOME: /opt/FJSVod)
 CLASSPATH変数の他に環境変数LD_LIBRARY_PATHに"$OD_HOME/lib"を設定する必要があります。

 CLASSPATH=.:$OD_HOME/etc/class/ODjava2.jar:$CLASSPATH
 LD_LIBRARY_PATH=$OD_HOME/lib
 THREADS_FLAG=native
 export CLASSPATH
 export LD_LIBRARY_PATH
 export THREADS_FLAG

【起動用シェルスクリプト例】

  OD_IMPLID=IDL:ODdemo/calculator:1.0  インプリメンテーションリポジトリIDを設定
  export OD_IMPLID
                                        必要に応じ環境変数の設定等記述
  CLASSPATH=<Server.classのパス>:$OD_HOME/etc/class/ODjava2.jar:$CLASSPATH:
  LD_LIBRARY_PATH=$OD_HOME/lib
  THREADS_FLAG=native
  export CLASSPATH
  export LD_LIBRARY_PATH
  export THREADS_FLAG
  java Server                           サーバクラスを引数に、JavaVM起動

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