Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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10.3 EJBアプリケーションの開発
EJBアプリケーションの開発は、以下の手順で行います。
- Home/LocalHome/Remote/Localインタフェース、Enterprise Bean/Primary Keyクラスの開発
以下にSession Bean、Entity Bean、Message-driven Beanを構成する各クラスファイルについて説明します。
-Homeインタフェース(Message-driven Beanでは不要)
Session Bean、Entity Beanへのアクセスインタフェースです。
EJBアプリケーションの生成の制御手段を定義します。
-Remoteインタフェース(Message-driven Beanでは不要)
Session Bean、Entity Beanへのアクセスインタフェースです。
ユーザのビジネスメソッドを呼び出すためのインタフェースを定義します。
-LocalHomeインタフェース(Message-driven Beanでは不要)
Session Bean、Entity Beanへのアクセスインタフェースです。
EJBアプリケーションの生成の制御手段を定義します。
同一JavaVM内で呼び出されるインタフェースです。
-Localインタフェース(Message-driven Beanでは不要)
Session Bean、Entity Beanへのアクセスインタフェースです。
EJBアプリケーションの生成の制御手段を定義します。
同一JavaVM内で呼び出されるインタフェースです。
-Enterprise Beanクラス
目的とする処理を実行するサーバプログラムです。
ユーザの業務用メソッド(ビジネスメソッド)を実装します。
-Primary Keyクラス(Session Bean, Message-driven Beanでは不要)
Entity Beanクラスのインスタンスの一意性を表すためのクラスです。
EJBアプリケーションの作成にあたって、当社の統合開発支援ツールApworksを使用すると、
EJBアプリケーションを構成する各クラスファイルのひな形が自動生成され、
ビジネスメソッドの処理を記述するだけで、EJBアプリケーションが完成します。
Homeインタフェース、Remoteインタフェース、およびEnterprise Beanクラスの詳細は、“Session Beanの実装”、“Entity Beanの実装”および“Message-driven Beanの実装”を参照してください。
- deployment descriptorの編集
- ソースコードのコンパイル
- EJBアプリケーションのパッケージ化
Apworksを利用してEJBアプリケーションを開発する場合の詳細は、Apworksの"Apdesigner プログラマーズガイド"または"コンポーネントデザイナ ユーザーズガイド"(注:Plus Developerでは提供していません)を参照してください。
他社の開発ツールを利用して開発する場合は、利用する開発ツールのマニュアルを参照してください。

プログラムとして作成した以下のクラスファイルは、jarファイルに格納しパッケージ化します。このjarファイルが最小の流通単位となります。
- Enterprise Beanクラス [.class]
- Homeインタフェース [.class] (Message-driven Beanでは不要)
- Remoteインタフェース (Message-driven Beanでは不要)[.class]
- LocalHomeインタフェース(Message-driven Beanでは不要)[.class]
- Localインタフェース(Message-driven Beanでは不要)[.class]
- Primary Keyクラス (Session Bean, Message-driven Beanでは不要)[.class]
jar ファイルは、さらに以下のファイルを含みます。これらはEJBアプリケーション作成時にApworksにより自動的に作成されます。
- META-INF/MANIFEST.MF
jarの格納物を示す manifestファイルです。
- ejb-jar.xml
EJBアプリケーションのdeployment descriptorの情報が定義されているファイルです。EJB1.1規約よりXML形式で記述されます。

- EJBアプリケーションをサーバ間で連携する場合は、サーバごとにEJBアプリケーションをパッケージ化してください。
- Message-driven Beanとその他のEnterprise Beanを使用する場合で、IJServerを複数プロセスで起動して運用したい場合には、以下を別々にパッケージ化してください。
- Message-driven BeanとMessage-driven Beanからのみ呼び出されるEnterprise Bean(1プロセスでのみ運用)
- 上記以外(複数プロセスで運用)
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