Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第1部 J2EE共通編> 第4章 JNDI> 4.2 各種オブジェクトを参照する場合の環境設定> 4.2.2 JDBCを参照する場合の環境設定

4.2.2.2 Oracleを使用する場合の環境設定

 Oracleを使用する場合は以下の環境設定が必要です。

環境変数の設定

 以下の環境変数を設定してください。
 なお、ワークユニットを使用する場合、これらの環境変数をInterstage管理コンソールでワークユニット定義に設定してください。システム環境変数に設定してある場合には、ワークユニット定義に設定する必要はありません。

環境変数

設定値 (注1)

CLASSPATH

Oracleのインストールディレクトリ/jdbc/lib/classes12.zip (注2)
Oracleのインストールディレクトリ/jdbc/lib/nls_charset12.zip
ダウンロードしたクラスの格納ディレクトリ/providerutil.jar  (注3)
ダウンロードしたクラスの格納ディレクトリ/fscontext.jar  (注3)

 注1)Windowsの場合は、“/”を“\”に読み替えてください。
 注2)classes12.zipの環境変数の設定は、isj2ee.jarよりも後ろに設定するようにしてください。
 注3)Interstageが基本提供するクラスファイル(providerutil.jar、fscontext.jar)を利用する場合は、設定する必要がありません。Interstageが基本提供するクラスを使用しなく、SUNホームページからダウンロードしたものを利用したい場合のみ設定してください。

 また、ドライバタイプが“oci”の場合は以下の環境設定が必要です。

環境変数:PATH
設定値 :Oracleのインストールディレクトリ\bin
環境変数:LD_LIBRARY_PATH
設定値 :Oracleのインストールディレクトリ/lib
環境変数:ORACLE_HOME
設定値 :Oracleのインストールディレクトリ

【Windows上の環境設定でシステム環境変数に設定する場合の例】

  1. [コントロールパネル]−[システム]−[詳細]の環境変数ボタンをクリックしてください。
    注)Windows(R) 2000の場合の説明です。使用するOSにより操作方法は異なります。なお、Windows(R) 9x、Windows(R) Meの場合はAutoexec.batを編集してください。
  2. 上の表に記述されている設定値をCLASSPATH環境変数に追加してください。

【コマンドでシステム環境変数に設定する場合の例】

 SUNホームページからダウンロードしたproviderutil.jar、fscontext.jarを利用する場合の設定例です。

set CLASSPATH=%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\classes12.zip;%CLASSPATH%
set CLASSPATH=%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\nls_charset12.zip;%CLASSPATH%
set CLASSPATH=C:\classes\providerutil.jar;%CLASSPATH%
set CLASSPATH=C:\classes\fscontext.jar;%CLASSPATH%
 [Cシェルの場合]
setenv CLASSPATH ${ORACLE_HOME}/jdbc/lib/classes12.zip:${CLASSPATH}
setenv CLASSPATH ${ORACLE_HOME}/jdbc/lib/nls_charset12.zip:${CLASSPATH}
setenv CLASSPATH /classes/providerutil.jar:${CLASSPATH}
setenv CLASSPATH /classes/fscontext.jar:${CLASSPATH}

【isj2ee.propertiesファイルに設定する場合の例】

 Interstage管理コンソールの[システム] > [環境設定]タグで設定します。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

 また、Interstageのクライアント機能をインストールしている場合には、isj2ee.propertiesファイルを直接編集します。

C:\Interstage\J2EE\etc\isj2ee.properties
/etc/opt/FJSVj2ee/etc/isj2ee.properties

 注)EJBアプリケーション、WebアプリケーションからJDBCオブジェクトを参照する場合は、Interstage管理コンソールでワークユニット定義に設定するか、システム環境変数に設定してください。

■リソースアクセス定義

 Interstage管理コンソールでリソースアクセス定義をします。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
 Interstageのクライアント機能をインストールしている場合には、J2EEリソースアクセス定義を使用します。詳細は、"J2EEリソースアクセス定義"を参照してください。


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