PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第23章 ファイルシステムの運用> 23.3 ファイル拡張属性

23.3.1 エクステント属性情報の設定

 GFS 共用ファイルシステムでは、ファイルに対する領域の事前割当て、一定の単位での領域拡張、領域の連続性保証等の機能があります。これらの機能を実現するための情報をエクステント属性情報用語説明と呼びます。この機能を使用することで、データ領域用語説明の割当て保証やデータ領域の連続性を保証して性能を向上させることができます。

 エクステント属性情報を設定するには、sfcsetext(1) を使用します。ただし、sfcsetext(1) は、既存のファイルにエクステント属性情報を設定することはできません。既存のファイルをエクステント属性情報付きのファイルにする場合は、別名で sfcsetext(1) を実行し、sfccp(1) でデータをコピー後、sfcmv(1) で元のファイル名に変名してください。

 ディレクトリに対して、エクステント属性を設定した場合、そのディレクトリ直下に新たに作成されるファイル、および、ディレクトリについて、設定した属性が自動的に反映されます。

 以下に sfcsetext(1) の使用例を示します。

% sfcsetext -a 100,25 -f contig /mnt/file

 1つのファイルに、エクステント属性情報、ファイル割当属性を同時に設定することはできません。

 sfcsetext(1) の詳細については、本書の“付録F.3.6 sfcsetext(1)”を参照してください。

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