PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第15章 ファイルシステム設計

15.3 バックアップ設計

 ここでは、GFS 共用ファイルシステムで、ファイルシステムのバックアッリストに必要なハードウェア、バックアップリストアの方法について説明します。

 GFS 共用ファイルシステムのバックアップでは、テープ装置あるいはハードディスク装置をバックアップ装置として使用します。

 また、sfcproxyop(1M) および sfcproxyrestore(1M) を使用した、PRIMECLUSTER Global Disk Services Snapshot との連携による高速バックアップリストアの場合、OPC運用語説明では当社ディスクアレイ装置 ETERNUS6000 または ETERNUS3000 が必須ハードウェアとなります。

 GFS 共用ファイルシステムでは、以下の方法でファイルシステムごとにバックアップリストアを実施します。

 GFS 共用ファイルシステムがマルチパーティション構成の場合、バックアップリストアは各パーティショ単位に実施する必要があります。各パーティションのバックアップリストア作業を複数のノードに分散させることで、バックアップリストア作業が並行して進められ、バックアップリストア作業にかかる時間を短縮できます。

 tar(1) あるいは cpio(1) を使用するとエクステント属性が複写されません。

 GFS 共用ファイルシステムでのバックアップリストアに関する詳細については、本書の“第24章 ファイルシステムのバックアップとリストア”を参照してください。

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