PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第12章 ファイルシステムの機能

12.1 ファイルシステムの概要

 GFS 共用ファイルシステムは、共用ディスク装置用語説明を接続した複数の Solaris OE から同時アクセス可能なファイルシステムです。(このようなファイルシステムを共用ファイルシステムと呼びます。UFS や GFS ローカルファイルシステムなど、1 ノード用語説明内で使用するファイルシステムをローカルファイルシステムと呼びます。)

 GFS 共用ファイルシステム は UFS や GFS ローカルファイルシステム と API 互換を持つ、高信頼および高性能なファイルシステムです。

 GFS 共用ファイルシステムでは、複数ノードからのファイルデータ用語説明更新に対して、一貫性/整合性を保ちます。これにより、複数ノード上で分散アプリケーションを実行する場合に、従来の API をそのまま使用して該当アプリケーションのデータの受け渡しを実現できます。

 また、ノードがダウンしても他のノード上でのファイルオペレーションが継続できるため、ファイルシステムへの高可用性が求められる環境に特に適しています。

 GFS 共用ファイルシステムは、以下のシステム上で使用することができます。

 GFS 共用ファイルシステムの主な機能は以下のとおりです。

 UFS ファイルシステムと同じく利用できる主なアプリケーションインタフェースは以下のものです。

 GFS 共用ファイルシステムで利用できない機能については、本書の“12.10.2 利用できない機能"を参照してください。

下へ12.1.1 ファイルシステムを利用する上での基本的なハード構成
下へ12.1.2 PRIMEPOWER 800/900/1000/1500/2000/2500 でのファイルシステム共用

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