PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第2部 Global File Services ローカルファイルシステム | > 第7章 GFSローカルファイルシステムの使用制限管理 | > 7.6 quota機能の使用上の留意点と注意事項 |
1. ファイル内の構造
quota 情報は、1 ユーザ当たり 64 バイトの領域を使用します。各ファイル内の構造は、UID の値に 64バイトを掛けたオフセットに quota 情報が格納されます。
各ユーザの UID はなるべく連番にすることを推奨します。連番になっていない場合、quota情報が格納されない未使用領域が発生し、スペース効率が悪くなります。また、quota 情報のアクセス時にキャッシュにヒットせず、実 I/O を伴ってシステム性能を低下させてしまう場合があります。
2. 格納領域
internal quotas ファイルの領域は V データ領域から獲得し、external quotas ファイルはデータ領域から獲得します。
V データ領域からの獲得単位は 1 キロバイト、データ領域からの獲得単位は 8 キロバイトです。
例えば、UID を 1000 から 2999 までの連番とした場合、internal quotas ファイルは 125 キロバイト、external quotas ファイルは、128 キロバイトの領域を必要とします。
既に存在する GFS ローカルファイルシステムに quota 機能を使用する場合には、V データ領域に空き領域が十分存在するか確認してください。
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