PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 - |
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第6章 コマンドリファレンス | > 6.6 データ伝送量表示コマンド |
mpnetstat − データ伝送量表示コマンド
/opt/FJSVmpnet/bin/mpnetstat インタフェース名 [-i time] [-n|-a]
本コマンドは、インタフェース名で指定されたインタフェースおよび、インタフェースを構成する各デバイスのデータ伝送量を表示します。
-i time : time秒間隔ごとにデータ伝送量を表示します。timeに0を指定した場合は、1回のみ表示します。
-n : エラーパケット数を表示しません。
-a : 指定されたインタフェース、およびインタフェースを構成する各デバイスのデータ伝送量を表示しますが、時刻、状態を表示しません。
上記の表示例より出力された情報について、"表6.5 データ伝送量表示コマンドの表示情報"に示します。
[表6.5 データ伝送量表示コマンドの表示情報]
表示情報
説明
Instance: mpnetX
指定したインタフェース名を表示します。
Mode: IOMP / MH / RR / DA / DSA
指定したインタフェースの動作モードを表示します。
・IOMP : マルチパス方式で動作中
・MH : MACアドレス分散方式で動作中
・RR : ラウンドロビン分散方式で動作中
・DA : 送信先IPアドレス分散方式で動作中
・DSA : 送信先/送信元IPアドレス分散方式で動作中Status: Online / Offline / Unconfigured
指定したインタフェースの状態を表示します。
・online : 通信可
・offline : 通信不可
・unconfigured : DR機能により全ての通信パスが切り離された状態Name
インタフェースを構成するデバイス名を表示します。
Status
デバイスの状態を表示します。
・active : 通信可能または通信中
・standby : 通信可能であり、待機状態
・stop : 停止状態
・fail : 異常による停止状態
・busy : 通信パス処理中
・disconnected : DR機能により通信パスが切り離された状態Ipkts
各デバイスの入力パケット数を表示します。
Ierrs
各デバイスの入力エラーパケット数を表示します。
Opkts
各デバイスの出力パケット数を表示します。
Oerrs
各デバイスの出力エラーパケット数を表示します。
Collis
出力衝突数を表示します。
%Ipkts
全入力パケット数に対するデバイスの入力パケット数の割合を表示します。
%Opkts
全出力パケット数に対するデバイスの出力パケット数の割合を表示します。
本コマンドは、スーパ・ユーザ権限で発行します。
マルチパス方式で動作中、待機(standby)側デバイスのパケットデータ量(Ipkts, Ierrs, Opkts, Oerrs)は、ブロードキャストデータ等の伝送のため、0以外の値になる場合があります。
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