PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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第6章 コマンドリファレンス> 6.5 クラスタ運用コマンド

6.5.3 mpnet_rid

◆名前

mpnet_rid − リソース一括登録・一括削除コマンド

◆形式

/opt/FJSVmpnet/cluster/bin/mpnet_rid -a [-A|-n node] | -d [-A|-n node]

◆説明

本コマンドは、パラメタで指定したノードに対し、リソース登録または削除を一括して行うことができます。
本コマンドは、クラスタ構成するすべてのノードのハード構成およびLANデバイス構成が同一の場合に実行することを推奨します。
リソース一括登録は、本コマンドを実行するノードの"/etc/opt/FJSVmpnet/conf/parameters"ファイルの設定情報を元に全インタフェースのリソース登録を行い、パラメタで指定されたノードに対して複写します。
また、リソース一括登録する場合は、あらかじめ環境定義複写(mpnet_copyfile)コマンドを使用し、環境定義情報を複写しておく必要があります。
リソース一括削除は、パラメタで指定されたノードの全インタフェースのリソース削除を行い、本コマンドを実行したノードのリソース登録前の"/etc/opt/FJSVmpnet/conf/parameters"ファイルが複写されます。
登録・削除ともに全ノードが指定された場合は、コマンド実行するノードを含め、構成されたすべてのノードに対して処理を行います。

-a : 本コマンドを実行するノードのみリソース登録を行います。
-a -A : 全ノードのリソース登録を行います。
-a -n node : nodeに指定されたノードに対してのみリソース登録を行います。nodeにはクラスタノード名を指定してください。
-d : 本コマンドを実行するノードのみリソース削除を行います。
-d -A : 全ノードのリソース削除を行います。
-d -n node : nodeに指定されたノードに対してのみリソース削除を行います。nodeにはクラスタノード名を指定してください。

◆留意事項

本コマンドは、スーパ・ユーザ権限で発行します。
環境定義ファイルに使用するインタフェースを追加し、リソース登録する場合は、本コマンドは使用せず、mpnet_addridコマンドを使用してください。
すでにサービス登録されている場合、ファイルに格納したリソースIDが削除される場合があります。万が一、コマンド実行した場合は、clgettreeコマンドで該当するインタフェースのリソースIDを確認し、再設定してください。

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