Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ二重化ガイド(連携型) - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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目次

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3.3.3 従系サーバの構築
従系サーバの構築について説明します。従系サーバの構築をするにあたって、あらかじめ事前準備を行っておくことが必要となります。事前準備の詳細については、“事前準備”を参照してください。
■Systemwalker Centric Managerの停止
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
■フレームワークデータベースの作成
以下にフレームワークデータベースの作成手順を示します。

データベースの容量は、主系サーバで設定した容量と同一にしてください。
- 以下のコマンドにより、運用管理サーバの環境作成を開始します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
- セットアップメニューが表示されます。
セットアップメニューで“5”(保守)を選択します。
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Systemwalker Centric Manager 13.0 運用管理サーバ on FUJITSU
セットアップメニュー
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1 : Systemwalker Centric Manager環境作成
2 : Systemwalker Centric Manager環境削除
3 : Systemwalker Centric Manager起動
4 : Systemwalker Centric Manager停止
5 : 保守
q : 終了
SELECT ==> 5 |
- 保守メニュー(選択)が表示されます。
保守メニューで“2”(Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成)を選択します。
----------------<保守メニュー>---------------------------|選択|
1 : Systemwalker Centric Managerバックアップ
2 : Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成
3 : Systemwalker Centric Managerリストア
4 : DB保守
r : 前画面に戻る
q : 終了
SELECT ==> 2 |
- Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成(設定)画面が表示されます。
フレームワークのデータベースを作成する準備が完了していることを確認する画面が表示されるので、“y”を入力します。
-------< Systemwalker Centric Manager リストア用環境作成 >--------|設定|
+-----------------------------------------------------------------+
| 【 注意 】 |
| ============================================================== |
| Systemwalker Centric Manager環境を作成する前に、以下の準備が |
| 必要です。 |
| |
| - システムパラメタのチューニング |
| - DB用パーティションの作成 |
| 1) RDB管理情報専用パーティション |
| 2) RDBディクショナリ用パーティション (raw) |
| 3) RDBログファイル用パーティション (raw) |
| 4) データベーススペース用パーティション (raw) |
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| ※上記パーティションは、DB見積もりを行った上で作成してください。|
| 1)は、任意のディレクトリ配下に作成することが可能です。 |
| 3)は、1)のファイルシステム上のファイルとすることが可能です。 |
| 4)は、フレームワーク機能のリポジトリ/ログ用です。 |
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+-----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] y |
- 通信環境チェック結果画面が表示されます。
過去に通信環境を構築していた場合、確認画面が表示されますが、問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。
+-----------------------------------------------------------------+
| 【 通信環境チェック結果 】 |
+-----------------------------------------------------------------+
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| 本システム上では、ObjectDirector環境は既に構築されています。 |
| Systemwalker Centric Manager の環境を作成した場合、既に登録 |
| されている内容は削除されます。 |
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+-----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] y |
- バックアップデータ格納先設定画面が表示されます。
バックアップデータ格納先ディレクトリを入力します。
[ バックアップデータ格納先設定]
格納先ディレクトリを入力してください。
ENTER ==> /tmp/backup |
- 管理ドメイン名設定画面が表示されます。
管理ドメイン名は、以下の条件を満たしている必要があります。
- 英数字だけである。
- 128文字以内の文字列である。
- 空白を使用していない。

ここで指定するドメイン名には、主系サーバのドメイン名を指定する必要はありません。省略した場合、管理ドメイン名にはホスト名を指定したものとみなされます。ホスト名に英数字以外の文字が含まれている場合は、省略できません。
[ 管理ドメイン名設定]
管理ドメイン名(Default : HostName)を入力してください。
ENTER ==> FUJITSU |
- データベース用デバイス設定画面が表示されます。
バックアップデータの設定内容が表示されます。
同じ内容で環境を作成する場合は“y”を入力してください。
異なるデバイスを設定する場合は“n”を入力してください。
【Solaris】
[ データベース用デバイス設定 ]
< バックアップデータの設定内容 >
RDB管理情報用 : /dev/dsk/c0t1d0s3
RDBディクショナリ用(raw) : /dev/rdsk/c0t1d0s4
RDBログファイル用(raw/レギュラーファイル) : /dev/rdsk/c0t1d0s5
データベーススペース用(raw) : /dev/rdsk/c0t1d0s6
上記設定を使用して環境を作成しますか? (Default : n) [y/n] n |
【Linux】
[ データベース用デバイス設定 ]
< バックアップデータの設定内容 >
RDB管理情報用 : /dev/hda5
RDBディクショナリ用(raw) : /dev/raw/raw1
RDBログファイル用(raw/レギュラーファイル) : /dev/raw/raw2
データベーススペース用(raw) : /dev/raw/raw3
上記設定を使用して環境を作成しますか? (Default : n) [y/n] n |
“n”を入力した場合、以下のデータベース用デバイス設定用の画面が表示されます。データベース用デバイス設定の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
【Solaris】
RDB管理情報デバイス名を入力してください。
( format : /dev/dsk/c?t?d?s?)
ENTER ==> /dev/dsk/c0t1d0s3
RDBディクショナリ用ローデバイス名を入力してください。
( format : /dev/rdsk/c?t?d?s?)
ENTER ==> /dev/rdsk/c0t1d0s4
RDBログファイル用ローデバイス名を入力してください。
( format : /dev/rdsk/c?t?d?s?)
ENTER ==> /dev/rdsk/
"r"と入力するとレギュラーファイル"/word/SWFWDB/swlog"の指定となります。
ENTER ==> r
データベーススペース用ローデバイス名を入力してください。
( format : /dev/rdsk/c?t?d?s?)
ENTER ==> /dev/rdsk/c0t1d0s6 |
【Linux】
RDB管理情報デバイス名を入力してください。
( format : /dev/????)
ENTER ==> /dev/hda5
RDBディクショナリ用ローデバイス名を入力してください。
( format : /dev/raw/raw?)
ENTER ==> /dev/raw/raw1
RDBログファイル用ローデバイス名を入力してください。
( format : /dev/raw/raw?)
ENTER ==> /dev/raw/
"r"と入力するとレギュラーファイル"/SWFWDB/swlog"の指定となります。
ENTER ==> r
データベーススペース用ローデバイス名を入力してください。
( format : /dev/raw/raw?)
ENTER ==> /dev/raw/raw3 |
- データベースサイズ設定画面が表示されます。
バックアップデータの設定内容が表示されます。
同じ内容で環境を作成する場合は“y”を入力してください。
異なるデータベースサイズを設定する場合は“n”を入力してください。
[ データベースサイズ設定 ]
+-----------------------------------------------------------------+
| 【 注意 】 |
| ================================================================|
| データベースサイズの指定では、バックアップデータのモデルと同じ、|
| もしくはそれより大きいサイズを指定して下さい。 |
+-----------------------------------------------------------------+
< バックアップデータの設定内容 > : 簡易設定(1000ノードモデル)
上記設定を使用して環境を作成しますか?(Default : n) [y/n] n |
“n”を入力した場合、以下のデータベースサイズ設定用の画面が表示されます。データベースサイズ設定の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
データベースサイズ設定では、バックアップデータのモデルと同じ、もしくはそれより大きいサイズを指定して下さい。
1 : 簡易設定( 300ノードモデル)
2 : 簡易設定(1000ノードモデル)
3 : 簡易設定(3000ノードモデル)
4 : 直接設定
r : 前画面に戻る
q : 終了
SELECT (Default : 2) ==> |
- Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成(確認)画面が表示されます。
設定画面で入力した情報を確認し“y”を入力すると、Systemwalker Centric Manager環境が作成されます。
【Solaris】
-------< Systemwalker Centric Manager リストア用環境作成 >--------|確認|
[ バックアップデータ格納先 ] : /tmp/backup
[ 管理ドメイン名 ] : FUJITSU
[ データベース用デバイス(専用)]
RDB管理情報用 : /dev/dsk/c0t1d0s3
RDBディクショナリ用(raw) : /dev/rdsk/c0t1d0s4
RDBログファイル用(raw/レギュラーファイル): /dev/rdsk/c0t1d0s5
データベーススペース用(raw) : /dev/rdsk/c0t1d0s6
[データベースサイズ設定 ] : 簡易設定(1000ノードモデル)
+------------------------------------------------------------------+
| 処理を開始すると、Systemwalker Centric ManagerのDB環境および |
| 通信環境を作成しシステム情報の書き換えも行います。 |
| 実行可能な環境にあることを充分確認して続行してください。 |
+------------------------------------------------------------------+
環境作成処理を開始しますか? [ y:開始 n:中止 r:修正 ]
SELECT ==> y |
【Linux】
-------< Systemwalker Centric Manager リストア用環境作成 >--------|確認|
[ バックアップデータ格納先 ] : /tmp/backup
[ 管理ドメイン名 ] : FUJITSU
[ データベース用デバイス(専用)]
RDB管理情報用 : /dev/hda5
RDBディクショナリ用(raw) : /dev/raw/raw1
RDBログファイル用(raw/レギュラーファイル): /dev/raw/raw2
データベーススペース用(raw) : /dev/raw/raw3
[データベースサイズ設定 ] : 簡易設定(1000ノードモデル)
+------------------------------------------------------------------+
| 処理を開始すると、Systemwalker Centric ManagerのDB環境および |
| 通信環境を作成しシステム情報の書き換えも行います。 |
| 実行可能な環境にあることを充分確認して続行してください。 |
+------------------------------------------------------------------+
環境作成処理を開始しますか? [ y:開始 n:中止 r:修正 ]
SELECT ==> y |
■利用機能別データベースの作成
以下のデータベースを用途に合わせて作成します。以下の各データベースは、環境構築後にも作成できます。

各データベースの容量は、主系サーバで設定した容量と同一にしてください。
◆インベントリデータベースの作成
作成方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
◆ヘルプデスクデータベースの作成
作成方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
■従系サーバの設定
以下のコマンドを実行し、運用管理サーバを従系サーバとして、設定します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f sec -h 主系サーバのホスト名 [-c 0|1] |
-c:主系サーバとの接続方法を指定しています。
- “0”を指定した場合
常時接続になります。
- “1”を指定した場合
必要時接続になります。
- 省略した場合
必要時接続になります。
■主系データの復元
以下のコマンドを実行し、主系データを従系サーバに複写します。
ここでは、“主系サーバの構築”で退避したデータを復元します。
/opt/systemwalker/bin/mprsc -b 退避先ディレクトリ -dup |
■ヘルプデスク機能を使用する場合の設定
ヘルプデスク機能を使用する場合、ヘルプデスククライアントの動作環境を設定し、以下で説明する従系サーバについての設定を行う必要があります。
ヘルプデスククライアントの動作環境の設定方法については、“ヘルプデスククライアントでの設定”を参照してください。
◆従系サーバについての設定
従系サーバについて、以下の設定を行います。詳細は、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”を参照してください。
- [オプション定義]ダイアログボックス−[基本]タブの[Systemwalkerコンソールと連携する]チェックボックスをオフにしてください。
- [オプション定義]ダイアログボックス-[エスカレーション]タブの[担当者通知機能/エスカレーション機能を使用する]チェックボックスはオフにしてください。
- 従系サーバでも運用管理サーバ上のヘルプデスクの設定として[ヘルプデスクサーバ設定]ダイアログボックスでの定義が必要です。
また、Systemwalker Webコンソール ヘルプデスク画面をカスタマイズした場合は、従系サーバでも同様にカスタマイズを行ってください。
詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
◆運用管理クライアント・クライアントでの設定
従系サーバについての設定後、ヘルプデスククライアントをインストールしている各運用管理クライアント、クライアントで、[ヘルプデスククライアント設定]ダイアログボックスの“接続定義名”で主系サーバを選択してください。
■必要なサ−ビスの起動
以下のコマンドを実行し、必要なサービスを起動します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwBase start
/opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolStart
/opt/systemwalker/bin/mpnmsv start |
■運用管理サーバの再設定
従系サーバで復元作業を実施した場合は、従系サーバの構成情報を再設定する必要があります。以下のコマンドを実行し、構成情報を再設定してください。
/opt/systemwalker/bin/mpcmmov.sh |
■構成情報の一括配付
運用管理サーバの構成情報を再設定したあとには、構成情報を配付する必要があります。以下のコマンドを実行し、構成情報を一括配付してください。
/opt/systemwalker/bin/mpdrpspa.sh all |
■ポリシーの反映
従系サーバに対して、ネットワーク管理の全ポリシーを一括して、反映(配付/適用)します。
/opt/systemwalker/bin/mpnmpref |
■自動アクションの抑止
特定したメッセージに対して、実行する処理(自動アクション)を事前に設定している場合、メッセージが発生すると、主系サーバと従系サーバにアクションが実行されてしまいます。(例:あるメッセージに対し、“メールで通報する”のアクションを設定している場合、複数個の同じメールが送信される)そのため従系サーバでは、自動アクションを抑止する必要があります。以下のコマンドを実行し、自動アクションを抑止します。抑止するアクションは個別に指定してください。コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
/opt/FJSVfwaos/usr/bin/mpaosment |

V10.0以前の業務サーバ/部門管理サーバを監視対象システムに含んでいる環境で、アプリケーション/業務の監視およびワークユニットの監視を行う場合は、“アプリケーション起動”の自動アクションの抑止を行わないでください。
また、以下の場合についてもアプリケーション起動の自動アクションの抑止を行わないでください。
- DMZの環境で、アプリケーション稼働スクリプトによる監視を行う場合
- GSサブシステム、GS業務を監視する場合
■SVPM連携および監視対象システムの定義(GEEの場合)
Systemwalker Centric Manager GEEの場合で、グローバルサーバを監視対象とする場合は、以下の作業を行います。
- SVPM連携の定義
- 監視対象システムのシステム構成情報の登録
詳細については、“Systemwalker Centric Manager GEE説明書”を参照してください。
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