Systemwalker Centric Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 機能の説明> 2.7 障害復旧> 2.7.1 リモートから復旧操作する

2.7.1.3 リモートからの電源制御

リモート電源制御により、遠隔地のサーバ/クライアントの電源制御を行います。リモート電源制御は、次のサーバおよびクライアントが対象になります。

■サーバの電源投入/切

リモート電源制御により、遠隔地から、電源制御装置が接続された部門管理/業務サーバの電源を投入/切断することができます。

さらに、部門管理/業務サーバ側にSystemwalker Operation Managerがインストールされていれば、休日にはサービスやアプリケーションが起動しないようにできます。リモートからのシステムのメンテナンスやバージョンアップ時には、リモートからわざわざ部門管理/業務サーバのサービスやアプリケーションを停止する手間を省くことができます。Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003のサービスの自動起動を利用してサービスを起動していると、休日でもサービスが自動的に起動されてしまいます。

サーバの電源を制御する場合、Systemwalker Enabledとして登録されている電源制御装置と対応するソフトウェアが必要です。関連する機器とソフトウェアの詳細については、“必要なハードウェア資源”および“関連ソフトウェア資源”を参照してください。

Linux for Itanium版

パーティション電源制御により、Linux for Itaniumの各パーティションにインストールされた部門管理サーバ/業務サーバの電源投入および電源切断を行うことができます。なお、電源制御をする場合、特別な電源制御装置およびソフトウェアは不要です。

システムの自動

リモートからの電源投入/切断以外のシステムの自動運転については、Systemwalker Operation Managerで実現しています。

Systemwalker Operation Manager使用時の注

次の場合、電源制御機能を使用する場合に注意が必要です。

Systemwalker Operation Managerの一括電源制御機能使用時

Systemwalker OperationMGR V10.0より提供している一括電源制御機能を利用している場合、制御ホストおよび制御対象ホストに対して、リモート電源投入/切断を行わないでください。
リモートからの電源投入/切断を行う場合は、運用管理クライアントにSystemwalker Operation Managerクライアントをインストールし、Systemwalker Operation Managerクライアントから操作してください。

Systemwalker Operation Managerをインストールして電源制御を利用する場合

リモートから電源制御されるシステムに、Systemwalker Operation Managerをインストールして電源制御を利用する場合、リモートからの電源切断を行っても、シャットダウン条件がそろうまで電源切断は延期されます。

■クライアントの電源投入/切

リモート電源制御により、遠隔地のクライアントの電源を投入/切断することができます。

障害復旧時の利用だけでなく、リモートからクライアントの電源を投入することができるため、会社が休みの日であっても資源配付機能などを利用して一斉にソフトウェアを配付することができます。

リモート電源制御による、電源投入は、Wakeup on LAN対応しているクライアントに対して可能です。また、クライアントの電源切断は、Windowsから電源切断のできるクライアントで、Systemwalker Centric Managerのクライアント機能がインストールされている場合に可能です。


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