InfoDirectory SDK 使用手引書
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第7章 トラブルシューティング> 7.3 SDK(JNDI)に関するトラブル

7.3.18 LDAPで認証後、セションがタイムアウトして切断される。

【トラブル現象】
 LDAPで認証後、セションをクローズしない状態で、しばらく通信しない場合、タイムアウトが発生してセションがクローズされます。その後、以前取得していたセションハンドルを使用して、LDAP認証せずにLDAP検索を行うとエラー(CommunicationException)が発生します。

【原因】
 該当セションが無通信状態の場合、デフォルト900秒 (環境変数: INFODIR_IDLETIME)で、DSAはセションを切断します。そのために以前取得したセションハンドルを使用して検索するとエラー(CommunicationException)が発生します。

【対処方法】
 DSAからクライアントへタイムアウトを通知する方法はありませんので、セションが切断されているかどうかはクライアント側で判断する必要があります。
 JNNDIを利用している場合、セションのタイムアウト発生後、次に再接続するときにCommunicationExceptionが発生します。アプリケーション内で、これをcatchするようにし、InitialDirContextを再作成するか、InitialLdapContextクラスのreconnectメソッドを使用して再接続してください。

 また、DSA側では、デフォルトで900秒(環境変数: INFODIR_IDLETIME)で、セションを切断しています。この設定値を大きくする方法もあります。INFODIR_IDLETIMEの値を変更した場合、SolarisまたはWindows上で動作している管理ツールを使用し、[管理ツール]の[サーバ管理]-[ネットワークパラメータ]からタイムアウト/DAPのデフォルトを適切な値に設定してください。

 


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