InfoDirectory SDK 使用手引書
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第2章 アプリケーション開発環境(LDAP C API)

2.2 関数インタフェース

 C言語プログラムでのLDAPのクライアントAPIの関数仕様について説明します。
 本ライブラリを使用する場合、以下の注意が必要です。

動作環境

 SDKのライブラリに対するディレクトリは、インストール時に/usr/libからシンボリック・リンクが設定されます。

 

コンパイル/リンクの際のオプション

 LDAPのクライアントAPI関数を使用する場合、コンパイルやリンクの際に以下のオプションを指定する必要があります。

ヘッダファイル

 各関数を呼出す際に使用する構造体やdefineシンボルは、idldap.hに定義されていますので、ソース中に以下の行を記述する必要があります。

 #include "idldap.h"

 

文字列データの受渡し

 関数のパラメタで文字列データのアドレスを指定する場合、指定された文字列の最後には、“\0”(NULL文字)が設定する必要があります。
 また、復帰値に文字列データのアドレスを通知される場合、通知された文字列の最後に、“\0”(NULL文字)が設定されています。

 

マルチスレッド環境での使用

 LDAPのクライアントAPI関数は、スレッドセーフです。しかし、1個のセションを複数のスレッドで共有することはできません。
 複数のスレッドがInfoDirectoryサーバと通信する場合、各スレッドが各セションをオープンする必要があります。

 


下へ2.2.1 API関数の一覧
下へ2.2.2 セションのオープン/初期設定
下へ2.2.3 セションハンドルオプションの設定/参照
下へ2.2.4 InfoDirectoryサーバとのユーザ認証
下へ2.2.5 セションのクローズ
下へ2.2.6 エントリの検索
下へ2.2.7 属性値の比較
下へ2.2.8 エントリの変更
下へ2.2.9 エントリ名の変更
下へ2.2.10 エントリの追加
下へ2.2.11 エントリの削除
下へ2.2.12 LDAP V3プロトコル拡張
下へ2.2.13 非同期処理の中止
下へ2.2.14 処理結果の受取り/判定
下へ2.2.15 エラー情報の取得
下へ2.2.16 メッセージリスト処理
下へ2.2.17 検索結果の解析処理
下へ2.2.18 動的メモリの解放
下へ2.2.19 エンコード/デコード処理
下へ2.2.20 LDAPコントロール作成処理

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