InfoDirectory SDK 使用手引書 |
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第2章 アプリケーション開発環境(LDAP C API) |
C言語プログラムでのLDAPのクライアントAPIの関数仕様について説明します。
本ライブラリを使用する場合、以下の注意が必要です。
動作環境
SDKのライブラリに対するディレクトリは、インストール時に/usr/libからシンボリック・リンクが設定されます。
コンパイル/リンクの際のオプション
LDAPのクライアントAPI関数を使用する場合、コンパイルやリンクの際に以下のオプションを指定する必要があります。
以下を指定します。
"-fPIC"
マルチスレッド環境で使用する場合には以下を指定します。
"-fPIC -DMULTI -D_REENTRANT"
以下のライブラリを指定します。
"-ldl -lnsl -lidldap2"
マルチスレッド環境で使用する場合には以下のライブラリを指定します。
"-ldl -lnsl -lpthread -lidldap2"
ヘッダファイル
各関数を呼出す際に使用する構造体やdefineシンボルは、idldap.hに定義されていますので、ソース中に以下の行を記述する必要があります。
#include "idldap.h" |
文字列データの受渡し
関数のパラメタで文字列データのアドレスを指定する場合、指定された文字列の最後には、“\0”(NULL文字)が設定する必要があります。
また、復帰値に文字列データのアドレスを通知される場合、通知された文字列の最後に、“\0”(NULL文字)が設定されています。
マルチスレッド環境での使用
LDAPのクライアントAPI関数は、スレッドセーフです。しかし、1個のセションを複数のスレッドで共有することはできません。
複数のスレッドがInfoDirectoryサーバと通信する場合、各スレッドが各セションをオープンする必要があります。
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