InfoDirectory SDK 使用手引書
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第2章 アプリケーション開発環境(LDAP C API)> 2.1 クライアントAPIライブラリの機能

2.1.2 同期型関数と非同期型関数

 ユーザ認証およびLDAP操作の関数は、同期型と非同期型があります。

 同期型と非同期型の違いを、以下に示します。

[表: 同期型と非同期型の違い]

項目

タイプ

同期型関数

非同期型関数

復帰のタイミング

InfoDirectoryサーバが要求を処理して、呼出し元が結果を受信すると復帰します。

InfoDirectoryサーバへ送信が完了すると復帰します。

処理結果の通知

呼出し元に復帰した際に通知されます。

result情報の受信処理で通知されます。

処理結果の受信処理

不要です。

必要です。

呼出し元プログラムの処理

簡単です。

複雑です。

処理の効率

低いです。

高いです。(※)

 ※ 呼出し元プログラムは、LDAPの処理が完了するまでの間にほかの処理ができます。


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