Interstage Application Server Plus インストールガイド −Windows(R)−
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第1章 インストール

1.6 インストール後の作業

 以下について説明します。

クライアントパッケージのインストール後の作業

インストール終了時に以下のいずれかのメッセージが表示された場合、以下の作業を行ってください。

[メッセージ1]
 Interstage Application Server for Clientで必要な環境変の設定ができませんでした。以下のファイルを参照し、システム環境変にPATH変の設定を行ってください。

[メッセージ2]
 Interstage Application Server for Clientで必要な環境の設定ができませんでした。以下のファイルを参照し、ユーザ環境変数にCLASSPATHの設定を行ってください。

[メッセージ3]
 Interstage Application Server for Clientで必要な環境変数の設定ができませんでした。以下のファイルを参照し、システム環境変数にPATH変数を、ユーザ環境変数にCLASSPATH変数を設定してください。

 以下の手順に従って、PATH、CLASSPATHを設定してください。

1.[コントロールパネル]>[システム]>[詳細]タグをクリックしてください。

注意)

 Windows(R) 2000の場合は[コントロールパネル]>[システム]の[環境]の環境変数ボタンをクリックしてください。
 Windows Server(TM) 2003の場合は[コントロールパネル]>[システム]>[詳細設定]の環境変数ボタンをクリックしてください。

2.不要なパスを削除し、以下のファイルに記述されているPATH変数の設定をシステム環境変数に、CLASSPATH変数の設定をユーザ環境変数に追加してください。

C:\Interstage\path.txt

C:\Interstage\classpath.txt

3.システムを再起動してください。

CORBAサービスクライアントのインストール後の作業

 CORBAサービスを利用してアプリケーション連携を行う場合、アプリケーションの情報を獲得するため、ネーミングサービスやインタフェースリポジトリを参照します。CORBAサービスクライアントでは、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリが存在するホスト情報をinithostに定義しておく必要があります。

 inithostへのホスト情報の設定は、odsethostコマンド(C:\Interstage\ODWIN\bin\odsethost)で行うことができます。


 inithostファイルに、CORBAサーバ情報を追加する。
 ・ホスト名:server1
 ・ポート番号:8002

  odsethost -a -h server1 -p 8002

 なお、odsethostコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
 inithostファイルの詳細については、“チューニングガイド”を参照してください。

Portable-ORBインストール後の作業

 Portable-ORBを使用する場合、運用形態により以下のような環境設定を行います。

運用形態

必要な環境設定

備考

Portable-ORB/JavaアプレットをWebサーバからダウンロード

1) initial_hostsの設定

Webサーバで設定(注)

JavaアプレットだけをWebサーバからダウンロード

1) initial_hostsの設定

Webサーバで設定(注)

2) CLASSPATHの設定

クライアントで設定

Javaアプリケーション

1) initial_hostsの設定

クライアントで設定

2) CLASSPATHの設定

クライアントで設定

注)Portable-ORBまたはJavaアプレットをWebサーバからダウンロードする場合、Portable-ORBのモジュールおよび動作環境ファイルをWebサーバのドキュメントルート配下に格納する必要があります。格納場所は運用形態により異なります。詳細については、“J2EEユーザーズガイド”の“EJBアプリケーションの呼出し方法”−“クライアント環境の設定(Portable-ORB)”−“Portable-ORB動作環境ファイルの指定”を参照してください。

1) initial_hostsの設定

 参照するインタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスなどが登録されているサーバのホスト名とポート番号を、Portable-ORBの動作環境ファイル(initial_hosts)に追加する必要があります。
 Javaアプレットをダウンロードする形態ではWebサーバ上のinitial_hostsファイルを、Javaアプリケーションを使用する形態ではクライアントのinitial_hostsファイルを編集します。
 initial_hostsファイルは、porbeditenvコマンドを使用して編集します。
 porbeditenvコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

2) CLASSPATHの設定

 Portable-ORBをWebサーバからダウンロードしない運用形態では、Portable-ORBが動作する(Portable-ORBをインストールした)クライアントで、CLASSPATHを設定する必要があります。
 設定手順の例を以下に示します。

set CLASSPATH=.;%PORB_HOME%\lib\ODporb.jar;%PORB_HOME%\lib\CosNaming.jar;
%PORB_HOME%\lib\InterfaceRep.jar;%CLASSPATH%
注)PORB_HOME:C:\Interstage\PORB

 使用するJDK/JREによりCLASSPATHに設定するJavaライブラリが異なります。詳細については“J2EEユーザーズガイド”の“EJBアプリケーションの呼出し方法”−“Javaアプレットを使用する場合”を参照してください。


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