Systemwalker Operation Manager 導入手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 Systemwalker Operation Managerの動作環境を定義する> 2.3 Systemwalker Operation Manager 共通の定義

2.3.4 セキュリティの定義

Systemwalker Operation Managerでは、サービス/デーモンが使用する資源にアクセスできるユーザを任意に設定し、利用者を制限することができます。

Systemwalker Operation Managerの利用者を制限できるのは、ファイルシステムがNTFSの場合に限ります。FATを使用している場合には利用できません。【Windows版】

■swadminグループの作成

デマンドジョブの投入、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動およびジョブスケジューラのコマンドの利用者を制限するには、swadminグルーが必要です。

■定義手順

  1. [Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウの表示

    [Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウの[共通パラメタ]ボタンをクリックすると、[Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウが表示されます。

  2. 利用者制限の定義

    [swadminグループに含まれるユーザだけが、デマンドジョブの起動、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動、およびジョブスケジューラのコマンド機能が利用できるように制限する]をチェックすると、利用者をswadminグループに登録されたユーザおよびAdministratorsグループ所属ユーザ/スーパーユーザだけに制限できます。

  3. 全サブシステムの再起動

    [Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウでの設定後、[OK]ボタンをクリックすると全サブシステムが再起動されます。

◆[Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンド

[Operation Manager利用者の限定]:
デマンドジョブの起動、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動およびジョブスケジューラのコマンド機能を、swadminグループに含まれるユーザおよびAdministratorsグループ所属ユーザ/スーパーユーザだけに制限したい場合に指定します。


サービス/デーモンが使用する資源のアクセス権につい


旧互換負荷分散機能を利用する場合について【Windows版】

[Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウで[swadminグループに含まれるユーザだけが、デマンドジョブの起動、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動、およびジョブスケジューラのコマンド機能が利用できるように制限する]をチェックしてOperation Managerの利用者を限定した場合、旧互換負荷分散機能は利用できません。
Systemwalker Operation Manager V11.0L10/11.0 以降で提供される、分散実行機能は利用可能です。


拡張ユーザ管理機能を利用する場合について【UNIX版】

拡張ユーザ管理機能を有効としている場合、Operation Managerユーザに対応づけられたOSユーザが、セキュリティの定義による制限の対象となります。

拡張ユーザ管理機能を有効としている場合で、[Operation Manager利用者の限定]のチェックボックスをチェックした場合は、以下のようにアクセス権が決定されます。

  1. 対応づけられたOSユーザがswadminグループに所属しているかチェックされます。
  2. swadminグループに所属していることが確認された場合、プロジェクトにアクセス権があるかどうかチェックされます。
  3. アクセス権がある場合、デマンドジョブの投入、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動およびジョブスケジューラのコマンドが利用できます。

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