Systemwalker Operation Manager 導入手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
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第2章 Systemwalker Operation Managerの動作環境を定義する | > 2.3 Systemwalker Operation Manager 共通の定義 | > 2.3.3 ユーザの定義(拡張ユーザ管理機能を利用する場合)【UNIX版】 |
拡張ユーザ管理機能の設定例を説明します。
以下のように、Operation Managerユーザを登録するとします。
Operation Managerユーザ |
OSユーザ |
権限 |
root(注) |
root(システム管理者) |
管理者 |
swroot |
root(システム管理者) |
管理者 |
swuser1 |
user(一般ユーザ) |
非管理者 |
swuser2 |
user(一般ユーザ) |
非管理者 |
swguest |
guest(一般ユーザ) |
非管理者 |
注)“root”というユーザ名は、インストール直後から、管理者の権限を持つOperation Managerユーザとして常に登録された状態になります。 このユーザを削除することはできません。“root”というユーザ名を使用する場合は、パスワードの設定が必要です。
管理者権限を持つOperation Managerユーザを登録する場合は、システム管理者のOSユーザを対応づける必要があります。逆に、非管理者のOperation Managerユーザを登録する場合は、一般ユーザのOSユーザを対応づける必要があります。
管理者権限を持つOperation Managerユーザは、Systemwalker Operation Managerの管理者としてすべてのプロジェクトの更新権を持ちます。
非管理者のOperation Managerユーザは、アクセス権のあるプロジェクトに対してのみ該当する権限の操作が可能です。
管理者権限を持つOperation Managerユーザは、必要に応じて、非管理者のOperation Managerユーザのアクセス権を設定する必要があります。
権限には、更新権、操作権、参照権があり、更新権は操作権および参照権を、操作権は参照権を含みます。権限の強さの順序は、以下のとおりです。
更新権>操作権>参照権 |
以下のようにアクセス権を設定するとします。
プロジェクト |
プロジェクトの所有者 |
設定するアクセス権 |
管理用プロジェクト |
root |
設定なし(すべてのプロジェクトに対して更新権を持つ) |
userプロジェクト |
user |
swuser1: 更新権 |
guestプロジェクト |
guest |
swguest: 参照権 |
上記のようにOperation Managerユーザを登録し、アクセス権を設定した場合、Operation Managerユーザのプロジェクトに対するアクセス権は以下のようになります。
Operation Managerユーザ |
表示される |
アクセス権 |
root |
管理用プロジェクト |
更新権 |
userプロジェクト |
更新権 |
|
guestプロジェクト |
更新権 |
|
swuser1 |
userプロジェクト |
更新権 |
guestプロジェクト |
参照権 |
|
swuser2 |
userプロジェクト |
操作権 |
swguest |
guestプロジェクト |
参照権 |
OSユーザがシステム管理者の場合、すべてのプロジェクトに対して更新権を持ちます。
OSユーザが一般ユーザの場合で、かつ、プロジェクトの所有者の場合は、所有者となっているプロジェクトに対して更新権を持ちます。
OSユーザが一般ユーザの場合で、かつ、プロジェクトの所有者でない場合は、OSユーザに対応づけられた複数のOperation Managerユーザのアクセス権の中で一番強い権限(更新権>操作権>参照権)を持ちます。
上記のようにOperation Managerユーザを登録し、アクセス権を設定した場合、対応づけられたOSユーザのプロジェクトに対するアクセス権は以下のようになります。
OSユーザ |
プロジェクト |
コマンド実行時のプロジェクトに対するアクセス権 |
root |
管理用プロジェクト |
更新権 |
userプロジェクト |
更新権 |
|
guestプロジェクト |
更新権 |
|
user |
userプロジェクト |
更新権(注) |
guestプロジェクト |
参照権 |
|
guest |
guestプロジェクト |
更新権 |
注)userプロジェクトに対して、“swuser1”が更新権、“swuser2”が操作権を持っているため、OSユーザuserは、userプロジェクトに対して 更新権を持ちます。
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