Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム - - Linux/Linux for Itanium(R) - - HP-UX -
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第2章 環境定義

2.2 スケジュール分散機能の構築/解除

スケジュール分散機能の環境を構築または解除する手順を以下の項目に分けて説明します。

スケジュール分散機能の構築/解除は、stemenvset.sh 環境構築コマンドで行います。コマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“stemenvset.sh 環境構築コマンド”を参照してください。

■スケジュール分散機能の構

スケジュール分散機能の環境を構築し、機能を有効にする手順を説明します。

  1. スケジュール分散機能を有効にするすべての管理サーバ、スケジュールサーバで、システム管理者(スーパーユーザ)の権限でstemenvset.sh 環境構築コマンドを実行します。

    # /opt/FJSVstem/bin/stemenvset.sh -set


      

  2. 以下のメッセージが表示されます。

    Configures the environment to enable Schedule Distribution.
    Specify Management Server, if the server centrally manages the definition information.
    Specify Schedule Server, if the server manages schedules.
    Specify Management Server to run Schedule Distribution on single server.
        1 : Management Server
        2 : Schedule Server
        9 : End
    Specify the number. -> 1

    管理サーバの場合は、“1”を、スケジュールサーバの場合は、“2”を選択し、リターンキーを押します。1台で運用する場合は、“管理サーバ”を選択してください。環境構築を取りやめたい場合は、“9”を選択し、コマンドを終了します。

      

  3. “1”または“2”を選択した場合、スケジュール分散機能の環境が構築され、以下のメッセージが出力されます。

    MpStem: INFO: Configured the Schedule Distribution environment

■スケジュール分散機能の有効/無効の表

スケジュール分散機能の環境が有効になっているかどうかは、オプションなしのstemenvset.sh 環境構築コマンドを実行することで確認できます。

# /opt/FJSVstem/bin/stemenvset.sh

以下のメッセージが表示されます。

■スケジュール分散機能の解

スケジュール分散機能の環境を解除し、機能を無効にする手順を説明します。

  1. 管理サーバに接続した[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスで、運用日管理スケジュールのサブシステムを選択します。
  2. サブシステムにスケジュールサーバが設定されている場合は、[スケジュールサーバ]で[解除]ボタンをクリックすると表示される[スケジュールサーバの解除]ダイアログボックスで解除します。
  3. 運用日管理スケジュールのサブシステムを通常スケジュールに変更します。

    手順1.から3.を繰り返し、すべての運用日管理スケジュールのサブシステムを通常スケジュールに変更します。

    ここまでの手順の詳細は、“通常スケジュールへの変更”を参照してください。

  4. スケジュール分散機能を解除する管理サーバおよびスケジュールサーバに、システム管理者(スーパーユーザ)の権限でログインし、-uオプションを指定したstemenvset.sh 環境構築コマンドを実行します。

    # /opt/FJSVstem/bin/stemenvset.sh -u

      

  5. 以下のメッセージが表示されます。

    Delete the Schedule Distribution environment
    The environment configured for Schedule Distribution will be deleted.
    Are you sure you want to proceed? (y or n)

    環境の解除を継続する場合は、“y”を選択し、リターンキーを押します。環境の解除を取りやめたい場合は、“n”を選択し、コマンドを終了します。

  6. 管理サーバの場合、以下のメッセージが表示されます。

    Do you want to cancel master setting? (y or n)

    プロジェクトのマスタ設定は、すでに解除されているため“n”を選択し、リターンキーを押します(注)。

    注)
     運用日管理スケジュール/運用日管理スケジュール(テストモード)を通常スケジュールに変更せずにstemenvset.sh 環境構築コマンドを実行した場合のみ“y”を選択し、マスタ設定を一括で解除してください。
    プロジェクトのマスタ設定を解除した場合は、次回ジョブスケジューラデーモン起動時または、日変わり時刻到来時にスケジュール処理の対象となります。
  7. スケジュール分散機能の環境が正常に解除されると以下のメッセージが出力されます。

    MpStem: INFO: Deleted the Schedule Distribution environment.

スケジュール分散機能を解除するときの注意


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