Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム - - Linux/Linux for Itanium(R) - - HP-UX - |
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第1章 概要 | > 1.2 スケジュール分散機能の運用形態 |
マスタ情報を管理する管理サーバと、配付されたスケジュール情報を基にジョブをスケジュールするスケジュールサーバで運用する形態です。それぞれのサーバでは、業務の運用形態に応じて複数のサブシステムを作成します。
管理サーバからスケジュールサーバにスケジュール情報を配付する場合、スケジュール情報は、管理サーバと同一の番号のサブシステムに配付されます。
複数サブシステムで運用する形態を以下の例に分けて説明します。
サブシステム0を通常スケジュールにし、サブシステム1とサブシステム2は運用日管理スケジュールにする例です。サブシステム1からは、スケジュールサーバAとスケジュールサーバBにスケジュール情報を配付します。サブシステム2からは、スケジュールサーバAのみにスケジュール情報を配付します。
サブシステム0ではサーバ内に閉じた別々の少量の業務で運用し、サブシステム1では、すべてのサーバで実行する業務を、サブシステム2では特定のサーバだけ実行する業務を実行するような場合に、この形態で運用します。
すべてのサブシステムを運用日管理スケジュールにし、それぞれのサブシステムで実行する業務を、複数のスケジュールサーバに分散する例です。
大量に業務がスケジュールされているなど、スケジュールサーバを別々にしてスケジュール処理によるサーバの負荷を分散したい場合に、この形態で運用します。
サブシステム0とサブシステム1を運用日管理スケジュールとし、テストモードのサブシステムを作成する例です。テストモードでは、管理サーバとスケジュールサーバとで同期を取った仮想時間の設定が可能です。
サブシステム0では、すべてのサーバで実行する業務を、サブシステム1では特定のサーバだけ実行する業務を実行し、サブシステム9でサブシステム0の運用を、仮想時間でテストするような場合に、この形態で運用します。
スケジュールサーバのサブシステムにスケジュール情報を配付できる管理サーバは1台だけです。同一スケジュールサーバの同一サブシステムには、複数の管理サーバからスケジュール情報を配付することはできません。
Solaris 10でサポートされるZone機能を利用して、Global Zoneに定義情報を格納し、複数のNon-global Zoneにスケジュール情報を配付するような運用が可能です。以下の図は、Global Zoneのすべてのサブシステムを運用日管理スケジュールにし、それぞれのサブシステムで実行する業務を、複数のNon-global Zoneに分散する例です。Non-global Zoneに割り当てた論理IPアドレスをスケジュールサーバを追加する時に指定し、Non-global Zoneをスケジュールサーバとして設定します。
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