Symfoware Server 解説書 - FUJITSU - |
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第5章 Symfoware Serverの機能 | > 5.3 データベースの保守、管理 |
Symfoware Serverは、データベース運用時に必要となるユーティリティ、高速化技法の機能を備えています。
データベースの運用について、以下の機能を説明します。
Symfoware Serverでは、大容量データベースの創成、再編成、バックアップおよび復元処理を短時間で行うため、専用のアクセス法を使用しています。これをダイレクトパスと呼びます。この方法は、データベースの物理フォーマットを意識した読書きを直接実施しており、システムのI/O性能を最大限に引き出すことができます。
Symfoware Serverでは、データベースの創成、再編成、バックアップおよび復元処理において、内部の各処理を独立で実行し、各処理のデータの流れを制御しています。これをパイプラインコントロールと呼びます。内部の各処理を並列に動作させることで、大容量データベースを短時間に処理することができます。
Symfoware Serverでは、RDBコマンドを使用して、以下のようなデータベースの運用操作を行うことができます。
rdbsloaderコマンドによるデータのロード
rdbunlコマンドによるデータのアンロード
rdbunlsqlコマンドによるデータのアンロード
rdbsaloaderコマンドによるデータの追加
rdbsuloaderコマンドによるデータの更新
データベースの運用操作についての詳細は、“RDB運用ガイド”を参照してください。
表の創成やインデックスの創成を行う場合、目的に応じたアプリケーションを作成しなくても、rdbsloaderコマンドにより、外部ファイルからDSIに対してデータのロードを行うことができます。外部ファイルはCSV形式に対応しています。
表の創成を行う場合、表のDSIにインデックスが定義されていると、そのすべてのインデックスのDSIも同時に創成することができます。
表の出力やインデックスの出力を行う場合、目的に応じたアプリケーションを作成しなくても、rdbunlコマンドにより、外部ファイルへデータをアンロードすることができます。外部ファイルはCSV形式に対応しています。
SQL文によるデータベースの検索結果の出力を行う場合、目的に応じたアプリケーションを作成しなくても、rdbunlsqlコマンドにより、外部ファイルに出力することができます。また、検索結果を編集して外部ファイルに出力することもできます。外部ファイルはCSV形式に対応しています。
創成済みの表に対しデータの追加を行う場合、目的に応じたアプリケーションを作成しなくても、rdbsaloaderコマンドにより、外部ファイルからDSIに対してデータを追加することができます。外部ファイルはCSV形式に対応しています。
創成済みの表に対しデータの追加、置換、更新および削除を行う場合、目的に応じたアプリケーションを作成しなくても、rdbsuloaderコマンドにより、外部ファイルからDSIに対するデータ追加、置換、更新および削除をすることができます。外部ファイルはCSV形式に対応しています。
Symfoware Serverは、データベースのシステムファイルを格納しているディスクに障害が発生した場合でも、業務を停止することなく障害をリカバリすることができます。システムファイルに入出力障害が発生しても、システムがダウンすることなく業務を停止しない運用を、フォールバック運用と呼びます。
RDBディクショナリのメモリ常駐を採用することで、フォールバック運用時にアクセスできる資源の範囲が広がります。RDBディクショナリのメモリ常駐についての詳細は、“アクセス性能の保証”を参照してください。
フォールバック運用についての詳細は、“RDB運用ガイド”を参照してください。
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