Symfoware Server 解説書 - FUJITSU -
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第4章 Symfoware Serverのアプリケーション開発

4.2 コネクション

Symfoware Serverとアプリケーションを結ぶコネクションについて、以下に説明します。

■コネクションとトランザクション

コネクションとは、アプリケーションがSymfoware Serverにアクセスするために、アプリケーションとサーバの間を結んだ接続関係のことです。

アプリケーションとデータベースがコネクションを接続してから切断するまでの流れは以下となります。

  1. データベースに接続を開始するため、アプリケーションにより、CONNECTを実行する。

  2. 利用者の認証が行われる。

  3. アプリケーションとデータベースがコネクションを接続する。

  4. データベースの資源にアクセスし、操作することができるようになる。

  5. データベースの接続を切断するため、アプリケーションにより、DISCONNECTを実行する。

  6. アプリケーションとデータベースがコネクションを切断する。

データベースにアクセスし操作する場合、逐次的にデータベースを更新したり、いくつかのSQL文をまとめてからデータベースを更新したりすることが可能です。そのために、一連のデータ操作の途中で不慮のシステムダウンなどが発生すると、処理全体を有効(COMMIT)にするか、無効(ROLLBACK)にして再度やり直しができるようにデータベースをリカバリする必要があります。このように、一連のデータ操作の一貫性を保証する単位をトランザクショと呼びます。

コネクションとトランザクションの概要について、以下に示します。

[図:コネクションとトランザクション]

■複数コネクショ

1つのアプリケーションから、複数のCONNECT文を実行することにより、複数のデータベースに接続することができます。複数のデータベースにコネクションを接続することを複数コネクションといいます。複数コネクションにより、各データベースに対し、データ操作を行うことができます。


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