Symfoware Server 解説書 - FUJITSU - |
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第3章 Symfoware Serverのデータベースの構成 | > 3.2 物理構造 |
データベーススペースは、データベースのための磁気ディスク内の領域で、ローデバイス、ローカルファイルおよびネットワークファイル上に定義します。ローデバイス、ローカルファイル、ネットワークファイルは性能などの要件を考慮した上で、利用される環境に合わせて選択してください。なお、可能な場合は信頼性の観点からローデバイスでの利用を推奨します。Symfoware Serverでは、磁気ディスクのI/O負荷のバランスを調整したりするために、複数のデータベーススペースを定義することが可能です。また、データベースは、1個のスキーマの実表データまたはインデックスデータを複数個のデータベーススペースに分けて格納することができます。
データベーススペースは、データベーススペース定義文(CREATE DBSPACE文)で定義します。
Symfoware Serverでは、処理効率、格納効率および運用を考慮した資源管理可能な格納構造になっています。主に以下の2つの機能を利用することができます。
パーティショニング
マルチデータベーススペース
1つの表を規則に基づいて、複数に分割することにより、分割単位ごとの独立運用が可能となります。
パーティショニングについての詳細は、“パーティショニング”を参照してください。
1つの実表やインデックスを複数のデータベーススペースに割りつけることができます。複数のデータベーススペースに割りつけることにより、1つのディスクボリュームの絶対容量を超える実表や2次インデックスに対応することができます。これをマルチデータベーススペースと呼びます。マルチデータベーススペースの適用例について、以下に示します。
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