FUJITSU Linkexpress Replication optionメッセージ説明書
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第1章 メッセージリファレンス

1.5 データベース抽出コマンドのメッセージ詳細コードについて

Symfoware抽出レプリケーションでは、データベース抽出コマンド(lxextdbコマンド)の差分抽出処理で、差分ログファイルのアクセスの異常が発生した場合、LinkexpressのDB連携機能からのメッセージ“DB60021”出力されることがあります。

このメッセージが通知された場合、以下の表からメッセージのパラメタに該当する現象を特定し、対処方法に従って、コマンドを再実行してください。

大別
コード

詳細コード

現象

対処方法

1

1.3 システムコールのエラー番号”の値

差分ログファイルのアクセスエラーが発生しました。

詳細コードにより、異常原因を調査し、原因を取り除いてから、以下の手順で、差分ログファイルを再作成してください。
1. 該当するすべての利用者プログラムを停止
2. 差分ログの取得終了
3. 差分ログの追出し
4. 抽出定義またはレプリケーショングループの削除(lxrepdroコマンドの-eで削除してください)
5. 抽出定義またはレプリケーショングループの再定義
6. 差分ログの取得開始
7. 全複写業務の実行

9

1.3 システムコールのエラー番号”の値

シグナルハンドラ追加エラーが発生しました。

詳細コードにより、異常原因を調査し、原因を取り除いてから、再実行してください。

18

0

Symfoware/RDB構成パラメタファイルの内容に誤りがあります。

Symfoware/RDB構成パラメタファイルの内容を正しく修正してください。

25

1.3 システムコールのエラー番号”の値

抽出定義管理ファイルのアクセスエラーが発生しました。

他ノードで以下を実行してください。
1. 差分ログの追出し
2. 差分ログの破棄
3. ノード差分データファイルの削除
自ノードで以下を実行してください。
4. 抽出定義またはレプリケーショングループの削除
5. 抽出定義またはレプリケーショングループの再定義
他ノードで以下を実行してください。
6. 全複写業務の実行

26

27

1.3 システムコールのエラー番号”の値

ノード差分データファイルのアクセスエラーが発生しました。

ノード差分データファイルに異常があります。詳細コードにより、異常原因を調査し、原因を取り除いてから、再実行してください。

28

1.3 システムコールのエラー番号”の値

ノード差分データファイルのアクセスエラーが発生しました。

すべてのノードで以下の作業を行ってください。
1. ノード差分データファイルの削除
2. 差分ログの追出し
3. 差分ログの破棄
4. 全複写業務の実行

29

30

1.3 システムコールのエラー番号”の値

作業用ファイルのアクセスエラーが発生しました。

データベース抽出コマンド(lxextdbコマンド)の作業用パスに異常があります。詳細コードにより、異常原因を調査し、原因を取り除いてから、再実行してください。

31

32

34

1.3 システムコールのエラー番号”の値

作業用ファイルが破壊されています。

すべてのノードで以下の作業を行ってください。
1. ノード差分データファイルの削除
2. 差分ログの追出し
3. 差分ログの破棄
4. 全複写業務の実行

35

0

当該抽出定義またはレプリケーショングループに対して、データベース抽出コマンドが実行中です。

当該抽出定義またはレプリケーショングループに対するコマンドの終了を待ってから、再実行してください。

36

1.3 システムコールのエラー番号”の値

作業用ファイルのアクセスエラーが発生しました。

データベース抽出コマンド(lxextdbコマンド)の作業用パスに異常があります。詳細コードにより、異常原因を調査し、原因を取り除いてから、再実行してください。

100

0

すべてのノードのノード差分データファイルがそろっていません。

すべてのノードでノード差分データファイル作成コマンド(lxrepnodコマンド)を実行してください。

255

1

差分ログファイルの内容が破壊されています。

以下の手順で、差分ログファイルを再作成してください。
1. 該当するすべての利用者プログラムを停止
2. 差分ログの取得終了
3. 差分ログの追出し
4. 抽出定義またはレプリケーショングループの削除(lxrepdroコマンドの-eで削除してください)
5. 抽出定義またはレプリケーショングループの再定義
6. 差分ログの取得開始
7. 全複写業務の実行

4

Symfoware/RDBが緊急停止しているため、差分ログファイルから差分ログを抽出することができません。

Symfoware/RDBの再起動によるLinkexpress Replication optionのダウンリカバリ処理を行なってから、再実行してください。
なお、上記操作により現象が変わらない場合には、当社技術員(SE)に連絡してください。

5

以下の原因により、差分ログファイルがアクセス禁止になっています。
− 差分ログファイルが容量不足となっている
− 差分ログファイルの容量が2Gバイトに達した
− 差分ログファイルの書出し中に、入出力障害が発生した

以下の手順で、差分ログを破棄してください。
1. 該当するすべての利用者プログラムを 停止
2. 差分ログの取得終了
3. 差分ログの追出し
4. 差分ログの破棄
5. 差分ログの取得開始
6. 全複写業務の実行
備考:原因が入出力障害の場合には、4.の処理が失敗することがあります。この場合には、詳細コード=1の対処方法に従って、対処してください。

1,4,5以外

システム障害

当社技術員(SE)に連絡してください。

257

1.3 システムコールのエラー番号”の値

抽出定義管理ファイルが破壊されています。

以下の手順で作業を行ってください。
1. 差分ログの追出し
2. 差分ログの破棄
3. 抽出定義またはレプリケーショングループの再定義
4. 全複写業務の実行

258

1

ノード差分データファイルが破壊されています。

以下の手順で作業を行ってください。
1. 差分ログの追出し
2. 差分ログの破棄
3. ノード差分データファイルの削除
4. 全複写業務の実行

1.3 システムコールのエラー番号”の値

ノード差分データファイルにアクセス権がありません。

詳細コードにより、異常原因を調査し、原因を取り除いてから、再実行してください。


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