FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第3章 オープンサーバ間:Oracle抽出レプリケーション> 3.10 レプリケーション運用の監視> 3.10.4 ログファイルの監視

3.10.4.4 差分ログファイルの異常発生時の対処

レプリケーションの運用中に差分ログファイルへの書出し処理で異常が発生した場合、コンソールにエラーメッセージが出力されます。なお、コンソールについては、“はじめに”を参照してください。

この場合、出力されたメッセージIDを基に、以下の対処方法に従ってください。

メッセージID

現象

対処方法

RP04086

差分ログファイルの容量不足を検出しました。

以下の手順で差分ログを破棄してください。

  1. 該当するすべての利用者プログラムを停止

  2. 一括差分複写業務の中止
    (注1)

  3. 業務確定コマンドの実行
    (注2)

  4. 差分ログの取得終了

  5. 差分ログの破棄

  6. 全複写業務の実行

  7. 差分ログの取得開始

  8. 利用者プログラムを起動

RP13007

差分ログファイルの容量が2Gバイトに達しました。

RP04071

差分ログファイルの書出し中に入出力障害を検出しました。

3.12.1.2 差分ログファイルの再作成”で示す手順で差分ログファイルを再作成してください。

RP13004

差分ログファイルの内容が破壊されています。

RP04089

差分ログファイルがアクセス禁止になっています。

注1)“業務の中止”の操作により、一括差分複写業務を中止します。これにより、当日分のスケジュールを停止します。

注2)完了状態にない一括差分複写業務に対し、“業務の中止”を行うと、未反映の差分ログ(抽出データ格納ファイル)が残ります。このため、業務確定コマンド(lxcmtdbコマンド)を実行して、未反映の差分ログ(抽出データ格納ファイル)を削除します。

なお、エラーメッセージのパラメタには、差分ログファイル名が設定されているものがあります。“E.2 Oracle抽出レプリケーションでのファイル構成”の“差分ログファイル”を参照し、該当する抽出定義を特定してください。


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