FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第2章 オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション | > 2.2 レプリケーション運用のためのセットアップ | > 2.2.4 Linkexpressのセットアップ |
LinkexpressのDB連携機能は、あるシステムのデータを他のシステム上のデータベースに展開(格納)する機能を提供します。Linkexpress Replication optionではLinkexpress のDB連携機能を使用してレプリケーション運用を行います。
DB連携機能の環境定義は以下の手順で行います。
環境変数の設定方法については、“Linkexpressのヘルプ”を参照してください。
DB動作環境定義の作成方法については、“Linkexpressのヘルプ”を参照してください。
なお、レプリケーションを行う場合、DB動作環境定義のオペランドに関して、Linkexpressのヘルプに記載されたオペランド以外に、指定可能なものがあります。詳細は、後述の“レプリケーションに関するDB動作環境定義のオペランド”を参照してください。
DB動作環境定義については、以下の場所にサンプルを提供しています。セットアップ時の参考として使用してください。
Windows NT、Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003の場合
格納先ディレクトリ
インストールディレクトリ(注)\SAMPLE\DBENV
注)Linkexpress Replication optionのインストールディレクトリです。
ファイル名
LX_STRDB.ENV(格納処理時のDB動作環境定義のサンプル)
LX_EXTDB.ENV(抽出処理時のDB動作環境定義のサンプル)
Solarisの場合
格納先ディレクトリ
/opt/FSUNlnkre/SAMPLE/DBENV
ファイル名
LX_STRDB.ENV(格納処理時のDB動作環境定義のサンプル)
LX_EXTDB.ENV(抽出処理時のDB動作環境定義のサンプル)
Linuxの場合
格納先ディレクトリ
/opt/FJSVlnkre/SAMPLE/DBENV
ファイル名
LX_STRDB.ENV(格納処理時のDB動作環境定義のサンプル)
LX_EXTDB.ENV(抽出処理時のDB動作環境定義のサンプル)
参考:
Linkexpress Replication optionでは、抽出処理時にも内部的にDB連携機能が動作します。このため、サンプルは、格納処理時と抽出処理時の2種類を提供しています。
DIFFERENCE_APPLY_ERROR
[意味]
差分ログデータと複写先データベースのデータの不整合発生時の動作を指定します。
[指定値]
EXIT(省略値):異常終了します。
CONTINUE:代替レコード操作を行い、処理を継続します。
[推奨値]
複写元システムでSymfoware/RDBの緊急停止、または、オペレーティングシステムのダウンが発生した場合、レプリケーションで重複した差分ログが抽出される場合があります。このため、本オペランドには“CONTINUE”を指定してください。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxstrdbコマンド
LOCK_TARGET
[意味]
グループ単位のレプリケーションで、複写先データベースの表に対する排他単位を指定します。
[指定値]
PAGE:ページ単位に排他処理を行います。
RECORD:行単位に排他処理を行います。(省略値)
[推奨値]
lxstrdbコマンドでは、1つのlxstrdbコマンドで受信ファイル内の差分ログ全てに対し、該当する複数の表毎に差分ログの格納を行います。従って、複写元システムにおいて、データベースへのバッチ処理(大量データ更新など)をレプリケーションの対象にする場合は、本オペランドには“PAGE”を指定することを推奨します。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxstrdbコマンド
LOCK_LEVEL
[意味]
グループ単位のレプリケーションで、排他の属性を独立性水準で指定します。独立性水準の詳細については、“Symfoware Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編”を参照してください。
[指定値]
READ_COMMITTED:独立性水準としてREAD COMMITTEDを使用します。
REPEATABLE_READ:独立性水準としてREPEATABLE READを使用します。
SERIALIZABLE:独立性水準としてSERIALIZABLEを使用します。(省略値)
[前提になるキーワードと指定値]
LOCK_TARGETオペランドに“RECORD”を設定している場合に有効になります。
[関連するコマンド]
lxstrdbコマンド
RETRY_COUNT
[意味]
グループ単位のレプリケーションで、排他エラーが発生した場合にリトライする回数を指定します。
[指定値]
リトライ回数を0〜10の数値で指定します。
“0”を指定した場合、リトライを行いません。
指定を省略した場合は、“0”が採用されます。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxstrdbコマンド
[指定結果の例]
リトライオーバが発生した場合、DB14059を出力して異常終了します。
RETRY_INTERVAL
[意味]
グループ単位のレプリケーションで、排他エラーが発生した場合にリトライする間隔を秒単位で指定します。
[指定値]
リトライ間隔を1〜60の数値で指定します。
指定を省略した場合は、“10”(秒)が採用されます。
[前提になるキーワードと指定値]
RETRY_COUNTオペランドに“1”以上の値を設定している場合に有効となります。
[関連するコマンド]
lxstrdbコマンド
PREPARE_MAX
[意味]
グループ単位のレプリケーションで、lxstrdbコマンドが内部的に発行したSQL文を保持できる最大数を、複写先データベースの表の数で指定します。
本オペランドの値が大きいほどlxstrdbコマンドの実行性能は良くなります。ただし、メモリの使用量は増加します。
[指定値]
1〜128の数値で指定します。
指定を省略した場合は、“16”が採用されます。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxstrdbコマンド
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