キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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A.5 中継サーバのアクセスログファイル
中継サーバのアクセスログはクライアントからの要求が終了するごとに採取されます。以下に中継サーバのアクセスログファイルについて説明します。
アクセスログは"access-protocol-log.YYYYMMDD"という名前で採取されます。
ここで"protocol"は、中継プロトコルの種類を示し、以下のうちのいずれか
となります。
- smtp
- pop3
- imap4
- nntp
- nifty
- tcpip
"YYYYMMDD"は、アクセスログファイルが作成された年月日を表わします。
アクセスログファイルは、中継サーバ環境設定で設定されたディレクトリに格納されています。詳細については、“12.10 ログ制御設定”を参照してください。
アクセスログは以下のフォーマットで採取されます。
- [time1] time2 PN C S U D CR CS SR SS AI(EN) CCC(EN) SCC(EN) TES TI CF SF CT
- time1 ・・・アクセスログを記録した時間と日付。世界標準時からの時差
- time2 ・・・中継にかかった経過時間(ミリ秒)
- PN ・・・中継サーバの受付けポート番号(Port Number)
- C ・・・クライアントのIPアドレスまたはホスト名
- S ・・・サーバのIPアドレス(4バイト表示)とポート番号。"IPアドレス:ポート番号"の形式
- U ・・・ユーザ名。POP3, IMAP4またはNNTP中継のみ記録される。
- デリミタを使用しない場合は、ハイフン(-)
- POP3, IMAP4またはNNTP以外は、ハイフン(-)
- D ・・・デリミタの後ろのサーバ名。POP3, IMAP4またはNNTP中継で
- デリミタを使用しない場合は、ハイフン(-)
- POP3, IMAP4またはNNTP以外は、ハイフン(-)
- CR ・・・クライアントから受信したバイト数
- CS ・・・クライアントへ送信したバイト数
- SR ・・・サーバから受信したバイト数
- SS ・・・サーバへ送信したバイト数
- AI ・・・アクセス制御情報
- A(ALLOW) アクセス許可
- D(DENY) アクセス禁止
- AD(AUTH DENY) 認証エラーによるアクセス禁止
- NM(NO MEMORY) アクセス制御でメモリ不足
- DE(DIRECTORY ERROR) ディレクトリサーバ連携時にエラー
- TO(TIMEOUT) ディレクトリサーバ連携時にタイムアウト
- - 上記以外(アクセス制御OFF)
- (EN) ・・・アクセスエントリ番号
- 1〜 アクセス制御を行ったアクセスエントリの番号
- E その他のアクセスエントリ
- - 上記以外(アクセス制御OFF)
- CCC ・・・クライアント側終了状態(Client Connection Close state)
- NC(Normal Close) クライアントからの切断で正常終了
- DE(DNS Error) DNSでエラー発生
- MS(Memory Shortage) メモリ不足
- TO(Time Out) 一定時間の無通信状態により、
- 中継サーバが接続切断を行った。
- SE(Select Error) select()でエラー発生
- EE(Error status Error)select()でエラーステータスにイベ
- ントがあがってきた。
- RE(Recv Error) recv()でエラー発生
- WE(Send Error) send()でエラー発生
- PE(Parameter or パラメータまたはコマンドに異常がある。
- command Error)
- LO(Line Over) 最大一行数を超えた。
- NS(No Server) 中継先サーバが見つからない。
- NP(No Port) 中継先サーバのポート番号が見つからない。
- NU(No Username) ユーザ名が見つからない。
- ND(No Delimiter) デリミタが見つからない。
- W(Warning) 中継サーバに異常が発生した。
- 中継に不明な点が発生した。
- - 上記以外
- (EN) ・・・エラーナンバー(Error Number)
- SCC ・・・サーバ側終了状態(Server Connection Close state)
- NC(Normal Close) サーバからの切断で正常終了
- CE(Connect Error) connect()でエラー発生
- DE(DNS Error) DNSでエラー発生
- MS(Memory Shortage) メモリ不足
- TO(Time Out) 一定時間の無通信状態により、
- 中継サーバが接続切断を行った。
- SE(Select Error) select()でエラー発生
- EE(Error status Error)select()でエラーステータスにイベ
- ントがあがってきた。
- ME(Makesocket Error) ソケット作成でエラー発生
- RE(Recv Error) recv()でエラー発生
- WE(Send Error) send()でエラー発生
- LO(Line Over) 最大一行数を超えた。
- CD(Connect Deny) 中継先サーバに接続を拒否された。
- W(Warning) 中継サーバに異常が発生した。
- - 上記以外
- (EN) ・・・エラーナンバー(Error Number)
- TES ・・・スレッド終了状態(Thread End State)
- CS(Compulsority Stop) 強制停止要求により停止。
- NS(Normal Stop) 通常停止要求により停止。
- RS(Restart Stop) 再起動により停止。
- W(Warning) 中継サーバに異常が発生した。
- - 上記以外
- TI ・・・スレッドのID番号
- CF ・・・クライアントのFD番号
- SF ・・・サーバのFD番号。接続しなかった場合は-1
- CT ・・・通信スレッド数(Connection Thread)
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