キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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第12章 環境設定(中継サーバ)

12.5 メール(POP3)中継設定

 本節では、メール(POP3)中継設定の設定項目 について説明します。

12.5.1 メール(POP3)中継設定の設定項目

 以下にメール(POP3)中継設定の設定項目について説明します。
メール(POP3)中継を行う
メールを受信するためのプロトコル(POP3)を中継する場合に、チェックボックスをチェックします。
初期値は、プロトコル(POP3)を中継しない設定となっています。

ポート番号
中継サーバが、クライアントからの要求を受け付けるポート番号を、1〜65535の範囲で指定します(省略できません)。
POP3でのメール受信を行う場合、通常110を使用します。

中継先サーバ
メールサーバ(POP3サーバ)のホスト名またはIPアドレスを指定します。
この指定は、デリミタ文字がすべて“指定なし”の場合、省略できません。
ホスト名は英数字一部特殊文字(特殊文字セット3)で126文字まで指定できます。
IPアドレスは"X1.X2.X3.X4"の形式で指定します。

中継先ポート番号
中継先サーバのポート番号を、1〜65535の範囲で指定します。
中継先サーバが有効な場合(デリミタ文字がすべて“指定なし”の場合)は省略できません。
POP3でのメール受信を行う場合、通常110を使用します。

デリミタ文字1、デリミタ文字2、デリミタ文字3
デリミタ文字をリストボックスから選択します。
デリミタ文字は一部特殊文字(特殊文字セット6)のなかから3文字まで指定できます。
デリミタ文字は、中継サーバが、POP3ユーザ名とPOP3サーバ名を判断するために使用します。クライアントでユーザ名として “POP3ユーザ名”と“デリミタ文字(1文字)”と“POP3サーバ名”を指定した場合、中継サーバは、デリミタ文字以降をPOP3サーバ名と判断し、そのサーバへ中継します。
デリミタ文字を使用しない(クライアントで指定するユーザ名にPOP3サーバ名を含めない)場合は、すべて“指定なし”を選択してください。 この場合は、中継先サーバで指定したPOP3サーバへ中継を行います。

無通信監視時間
クライアントとサーバとの間の無通信状態を監視する時間を入力します。ここで指定された時間(秒)以上無通信状態が続いた場合、 中継サーバは、クライアントおよびサーバとのコネクションを切断します(省略できません)。
0〜999999の範囲で指定します。初期値は600秒です。
0を指定した場合、無通信状態の監視を行いません。

最大接続数
中継サーバが同時に保持するクライアントからのコネクションの最大数を指定します(省略できません)。
この数を越えてクライアントが中継サーバに要求を出すと、処理中のコネクションが終了するまで、クライアントは待たされます。
SolarisおよびWindowsの場合は1〜1024の範囲で指定します。Linuxの場合は1〜1000の範囲で指定します。初期値は40です。


[注意]
図12.2にメール(POP3)中継設定の設定例を示します。

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図12.2 メール(POP3)中継設定の設定例



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