キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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3.8 中継モバイル連携機能(Solaris版およびWindows版のみ)
中継サーバでは、携帯端末のクライアントから公衆回線を経由し、メールサーバ、ニュースサーバ、@nifty、
TCP/IPアプリケーションサーバと通信するとき、SuperMobileと連携することにより、
回線が不安定な状態でも、安定した通信が可能です。(Windows版は、Windows 2000 Serverのみサポート)
- 回線が切断されたときでも、自動的に再接続を行います。これにより、クライアントの利用者は、
再接続の操作を行うことなく、通信を継続できます。
- サーバからデータ転送中に回線が切断された場合、自動的に再接続を行い、さらに、
回線が切断された時点から、継続してデータ転送を行うことができます。これにより、データ転送
を最初からやり直す必要がなく、回線の有効利用が可能です。
これらの処理は、クライアントと中継サーバの間で行われ、サーバの種類は問いません。
図3.7にその概要を示します。
図3.7 中継モバイル連携機能の概要
なお、中継モバイル連携機能には以下の留意点があります。
- 中継モバイル連携機能を使用するためには、SuperMobileが必要です。
SuperMobileから提供される情報(ソフトウェア説明書、製品のヘルプなど)を参照してください。
- SuperMobileの仕様により、SuperMobileの再接続待ち中はクライアント側の処理が終了しても中継サーバ側の処理が完了しない場合があります。この状態で中継サーバを停止させるには、中継サーバの強制停止操作を行ってください。詳細については、SuperMobileから提供される情報(ソフトウェア説明書、製品のヘルプなど)を参照してください。
- 回線が長時間再接続できない状態の場合は、再接続の機能や、継続転送の機能が有効とならない場合があります。
- SuperMobileで設定した再接続のリトライ時間を越えた場合
- クライアント、またはサーバがタイムアウトを検出した場合
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