キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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3.7 オンデマンドオートダイヤルアップ機能(Windows版のみ)
中継サーバは、クライアントからの要求により、電話回線を使ってインターネット
サービスプロバイダに対し自動的にダイヤルアップ接続します。(Windows 2000 Serverのみ)
- 複数のクライアントが1つのダイヤルアップ回線を共有し、同時に使用することができます。
- クライアントからの要求により、自動的にダイヤルアップするため、サーバ上で
手操作での接続を行う必要がありません。
図3.6にその概要を示します。
図3.6 オンデマンドオートダイヤルアップ機能の概要
なお、オンデマンドオートダイヤルアップ機能には以下の留意点があります。
- オンデマンドオートダイヤルアップ機能を使用するためには、InfoProxyをインストール
するサーバ上に、ダイヤルアップの環境(インターネットサービスプロバイダへ接続できる
環境)が必要です。また、InfoProxyのオンデマンドオートダイヤルアップ機能を使用するためには、
あらかじめサーバのリモートアクセスサービスでインターネットサービスプロバイダへ
接続するためのユーザ名とパスワードを設定しておく必要があります。
サーバ上のダイヤルアップ環境の構築については、Windowsのオンラインヘルプなど、関連する情報を参照してください。
- 電話回線を用いてインターネットへ接続するため、接続するクライアントの数は、
専用線接続と比較し、少なくなります。同時での使用頻度や電話回線の速度により上下しますが、
基本的には10台以下のクライアント数を想定しています。
- メール中継を行うとき、インターネットサービスプロバイダによって、一つのダイヤルアップ
の環境で使用できるメールアカウント数が異なります。詳細については、契約しているインター
ネットサービスプロバイダに確認してください。
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