キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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3.4 TCP/IP中継機能
中継サーバでは、TCP/IPプロトコル上に構築したクライアントとサーバの間の通信を中継することが可能です。
これにより、ファイアウォールを越えて、クライアントとサーバが通信することができます。
TCP/IP中継機能により中継できるものには主に以下があります。
- TCP/IPプロトコルで通信するように作成した利用者アプリケーション。
- TCP/IPプロトコル上で規約化されているもの。
なお、設定方法の詳細については、“12.9 TCP/IP中継設定”
を参照してください。
図3.4にその概要を示します。
図3.4 TCP/IP中継機能の概要
なお、TCP/IP中継機能には以下の留意点があります。
以下のようなTCP/IP上のアプリケーションやサービスは中継できません。
- サーバ側からクライアント側へコネクションを張るもの(ftp等)。TCP/IP中継機能では、クライアント側
からサーバ側へコネクションを張るもののみ中継できます。
- コネクションを張るポート番号を動的に決定するもの(ftpのPASVモード等)。
- UDPを使用しているもの(NFS等)。
- 帯域外データ(outbound data)を送受信するもの(telnet等)。
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