負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第12章 負荷分散対象サーバの増設及び削除について

12.2 分散対象サーバの削除について

分散対象サーバの故障やリプレース等により分散対象サーバを削除する場合の留意事項について以下に説明します。

分散対象サーバの修理等により、一時的に撤去する場合には、負荷分散ポリシーの変更は不要です。負荷分散ポリシーを変更しないことによって、修理完了後、ネットワークに接続するだけで自動的にTraffic Directorから認識されます。従って、分散対象サーバを恒久的に削除する場合等、構成を完全に変更する場合に限って、負荷分散ポリシーから分散対象サーバを削除してください。

負荷分散ポリシーから分散対象サーバを削除する場合、既存の分散対象サーバの接続については保証されません。全分散対象サーバを保守状態にする対処を実施後、クライアントとTraffic Director間のネットワークを一時的に切断する等の処置によりクライアントからの通信が発生しない状態で削除及びポリシー配信をおこなってください。

分散対象サーバを上位機種に変更する等、削除ではなくリプレースをおこなう場合、以下の手順でおこなうことを推奨します。

  1. リプレースする分散対象サーバを保守状態にする。
  2. 保守状態にした分散対象サーバをネットワークからはずす。
  3. 新規分散対象サーバをネットワークに接続する。
  4. 新規分散対象サーバのセットアップをおこなう、この時、新規分散対象サーバのIPアドレスは撤去した分散対象サーバと同一のIPアドレスを設定する。
  5. 新規分散対象サーバ単体でアプリケーションが正常に動作することを確認する。
  6. 新規分散対象サーバを保守終了する。

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