負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 負荷分散対象サーバでの環境設定> 1.1 Windows 2000/2003サーバ> 1.1.2 転送方式としてMACアドレス変換を使用する場合

1.1.2.1 Windows 2000/2003の場合

(1) [コントロールパネル]から、"システム”を選択します。

(2) [システム]のプロパティの[ハードウェア]タブで、ハードウェアウィザードを起動します。


(3) [ハードウェアの追加と削除ウィザード]でLoopback Adapterの追加を行ないます。

(4) [コントロールパネル]から、"ネットワークとダイヤルアップ接続”を選択します。

(5) [ ネットワークとダイヤルアップ接続]で、"Microsoft Loopback Adapter”の属性を持つ「ローカルエリア接続」を選択し、プロパティ画面を開きます。


(6) [ ローカルエリア接続のプロパティ]で、"インターネットプロトコル(TCP/IP)”を選択して、[プロパティ]をクリックします。

(7) [インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ]で、以下のパラメタを設定して、 [OK]をクリックします。

(8) Windows 2000/Windows Server 2003を再起動します。


MACアドレス変換を使用した上で負荷分散を行う場合やTraffic Director(サーバ)(負荷分散対象サーバ)と同じセグメント上のクライアントからアクセスする場合、再起動毎に、以下の設定を行ってください。( 設定方法Bの場合は、再起動毎に設定する必要はありませんが、LANカードを新規に認識した場合、設定内容を確認してください )

■設定方法A:

(1) [MS-DOS プロンプト]を起動し、MS-DOS プロンプト画面を表示します。“route" コマンドを使用し、仮想IPアドレスが属するサブネットのルート情報を削除します。
(2) 例:仮想IPアドレスが "10.34.168.1"、サブネットマスクが“255.255.255.0" の場合、以下のように設定します。

Route delete 10.34.168.0 mask 255.255.255.0 10.34.168.1

システム起動時に自動実行させたい場合、Windows 2000 Serverであれば、「コントロールパネル」の「タスク」で、「コンピュータ起動時に実行」の指定で、ルート情報の削除コマンドを登録してください。

Windows Server 2003では、ルート情報を削除できない仕様に変更されているため、ルート情報の削除ではなく、LANアダプタのメトリック値を調整してください。

■設定方法B:

(1) ループバックアダプタに対する[インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ]で、[詳細設定...]をクリックします。
(2) [TCP/IP 詳細設定]で、インタフェース メトリックの値を、実アダプタの設定値より大きくしてください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006