ポリシー・フレームワーク コンソールガイド
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3.3.15 ポリシー全体を検査して配信
ポリシー情報全体の検査を行なったのち、ポリシー情報をネットワーク・サーバに配信します。
ネーム・スペースから、配信したい「ポリシー」オブジェクトをクリックします。「拡張」メニューから「ポリシー・コンソール」を選択し、「ポリシー全体を検査して配信」を選択します。「検査」画面が表示されます。


- 「拡張」メニューの「ポリシー・コンソール」を選択するかわりに、オブジェクトを右クリックすることでも、「ポリシー全体を検査して配信」を行なうことができます。
- エラー番号が付いている場合は、エラー番号一覧に該当する詳細説明が記述されているので、エラー回避方法が不明の場合、各製品のメッセージ集に含まれるエラー番号一覧を参照してください。
また、エラー番号が付いていない場合、ポリシー設定内容に関する検査結果異常であるため、設定内容に矛盾がないことを確認してください。(エラーの詳細説明はありません)
- 配信対象のネットワークサーバへの経路の途中に別のネットワークサーバが存在する場合、それそれのネットワークサーバに別々に配信を行ってください。経路の途中のネットワークサーバと同時に配信を行った場合、配信中に経路が一時遮断され正常に配信できない場合があります。
検出エラー件数を1〜99999の範囲で設定して「OK」をクリックします。検査が開始します。配信先のネットワーク・サーバを限定する場合、「すべてのネットワーク・サーバに配信する」のチェックを外し、対象となる配信先をチェックしてください。ただし、検査処理は、ポリシー全体を対象として行います。

検査が終了し、ポリシー情報に致命的な不具合が存在しなければ、ポリシー情報の配信が開始されます。
ポリシー情報の検査、またはポリシー情報の配信において通知するべき事象があれば、「検査結果一覧」画面により表示します。この検査結果は、「拡張」メニューから「ポリシー・コンソール」を選択し、「ポリシー全体の検査結果を表示」を選択することにより、検査後はいつでも確認できます。

致命的なエラーが発生した場合は、ネットワーク・サーバへの配信は行ないません。
検査処理は、配信対象ではなくても、選択した「ポリシー」オブジェクト内にある、全てのネットワーク・サーバに対して行なわれます。
検索ボタンを押すと、指定個所に移動します。


- 「ポリシー」オブジェクトの階層は、1つのポリシー・ファイルに複数作成することができます。この手法で、ポリシーの履歴(バックアップ)を管理したり、用途に応じたポリシーを複数持つことができます。
しかし、それぞれのポリシーに設定されたネットワーク・サーバが異なる場合、配信先が変わるため、ポリシーが適用されないネットワーク・サーバが存在する(古いままのポリシー)ことになります。配信先が同じポリシーを複数作成する場合は、十分注意してください。
- ネットワーク・サーバへポリシーを配信後、ポリシーがネットワーク・サーバに反映されたかどうかを確認するためには、モニタ・コンソールのイベント・モニタを参照してください。ネットワーク・サーバへの反映結果がイベントとして表示されます。エラーが発生した場合には、「警告」および「致命」レベルのイベントだけでなく、「情報」レベルのイベントにもエラー情報が含まれていることがあります。
- ポリシーの配信が行われると、配信対象のネットワークサーバ上で動作する各機能が再起動するため、接続中のコネクションや、負荷分散で一意性保証中のセッションが切断される場合があります。負荷分散機能のサーバ活性追加時以外で、ポリシーの配信を行う場合は、保守作業時など、利用者からのアクセスがないときに実施するようにしてください。
- Solaris版では、以下の操作を行った場合にはマシンの再起動後、ネットワーク・サーバ上のポリシー情報をクリアします。それまで動作していた機能は停止しますので、 再度、ポリシーの配信を行ってください。
- ファイアウォール/負荷分散/QoS制御/キャッシュ/アプリケーションゲートウェイ機能のインストール・アンインストール
- ノード名の変更
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