Symfoware(R) Server 概説書 - FUJITSU - |
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Symfoware Serverの運用・開発環境について、説明します。
インターネットビジネス環境における企業の情報システムは、既存システム、インターネット上での取引に向けて新たに構築された業務システムなど複数のシステムから構成されます。
さらには、電子メールや電子伝票など、それぞれ最適な手段で外部との協調ができ、他企業、コンシューマを含むグローバルなシステム構築が可能となります。
イントラネット、インターネットの急速な普及に伴い、Webを利用したサービスが多くなってきています。Webを利用すると、クライアントソフトの維持管理が不要となり、TCO(Total Cost of Ownership)を削減することができます。これまでは、クライアントのGUIが中心であったデータベースツールも、Webからの利用が重要となってきます。
データベースツールがWebから利用可能になると、以下のメリットが生じます。
サービスの利用場所を問わない
Webブラウザさえあればサービスを利用できる
クライアントへのアプリケーションのインストールやメンテナンスが不要
Symfoware Serverは、インターネットビジネスへの働きかけとして、ネットワークと連携したデータベースの操作を可能にしています。また、Symfoware Serverのアプリケーションの作成、システム構築および運用などあらゆる操作はGUIを通して操作することができます。
Symfoware Serverの運用・開発環境のソリューションには以下の4つの特長があります。
GUIでセットアップ
GUIからデータベース操作
運用に応じたGUIを作成
ネットワークと連携した運用支援
Symfoware Serverの運用・開発環境の特長について、以下に説明します。
Symfoware Serverは、インターネット時代に必要とされるデータベースツールとして、Webベースのセットアップツールを提供します。これを、WebAdminと呼びます。
WebAdminを利用することにより、GUIでのシステムファイルのセットアップが可能となります。
WebAdminについての詳細は、“WebAdmin”を参照してください。
GUIでのセットアップの概要について、以下の図に示します。
Symfoware Serverは、Webベースのデータベース操作ツールを提供します。これを、WebDBtoolsと呼びます。
WebDBtoolsを利用することにより、イントラネット内でのデータベースの構築やデータベース情報の公開を容易に実現することができます。
WebDBtoolsで、データベース定義、表定義、DSI定義、定義情報の参照をGUIから行うこともできます。また、検索条件を選択して、データベースに格納されたデータを参照したり、更新したりすることもできます。このように、WebDBtoolsを用いることによって、データベースに対するあらゆる操作を、アプリケーションを作らずに実行できます。または、コマンドを実行せずにGUIで操作することができます。
WebDBtoolsについての詳細は、“WebDBtools”を参照してください。
WebDBtoolsのデータベース操作について、以下に示します。
WebDBtoolsは、スクリプト(HTMLにSQLを埋め込んだHTMLを拡張したスクリプト)を処理するWebScriptと呼ぶサーバサイドスクリプトエンジンと、このスクリプトで作成された標準のGUI(データベース構築とデータ操作ツール)から構成されています。標準のGUIは、簡易なスクリプトで作成されているため、必要に応じて利用者が拡張することができます。また、利用者自身がHTML拡張タグによるスクリプトを作成して、データベースの情報を公開する画面を作成することができます。
WebDBtoolsについての詳細は、“WebDBtools”を参照してください。
WebDBtoolsによるGUIの作成について、以下に示します。
Symfoware Serverは、分散したインターネットビジネス環境においても、さまざまな業務のベースとなるデータベースとして利用することができます。
Systemwalkerと連携することによって、ネットワークと連携して、複数のサーバを一括管理することができます。システムの導入から、各種の事象の監視まで、効率的に行うことができます。
ネットワークと連携した運用支援の概要について、以下に示します。
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