PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版) |
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2 ギガバイトよりも大きなファイルを扱えるインタフェース。
アクセスクライアントを参照。
所有者、所有者のグループ、その他に加え、特定のユーザとグループにファイルアクセス権を定義するファイルセキュリティ方式。詳細は、オンラインマニュアルページの setfacl(1) を参照してください。
Cluster Foundation を参照。
基本的なクラスタリング通信サービスを提供する PRIMECLUSTER モジュールのこと。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”を参照してください。
ノードが使用不可であることを示すノード状態 (DOWN 状態と呼ぶ)。LEFTCLUSTER 状態のノードをクラスタに再参入させるためには、事前にそのノードの状態を DOWN に変更する必要がある。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”を参照してください。
Global Disk Services を参照。
GFS (Global File Services) の構成設定から運用管理までの操作を Web 画面を利用して行うソフトウェア。
Global Disk Services は、SAN 環境におけるディスクストレージデバイスを統一的に管理し、データを確実に守るボリューム管理ソフトウェアです。詳細は、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 (Linux版)”を参照してください。
Global Link Services は、複数の NIC (Network Interface Card) により、自システムが接続されるネットワークの伝送路を冗長化して、通信全体の高信頼化を実現するソフトウェアです。詳細は、“PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 (伝送路二重化機能編) (Linux版)”を参照してください。
Global Link Services を参照。
ディスク上のファイルの場所、ファイルサイズ、最後に使用された時間などの識別情報を保持します。
iノードを格納します。メタデータ領域内に存在します。
ノードが同じクラスタにある他のノードと通信できないことを示すノード状態。ノードがクラスタを離れていることになる。LEFTCLUSTER という中間状態は、ネットワークパーティションの問題を防ぐために設けられている。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”を参照してください。
メタデータサーバを参照。
MDS 配置ノードに同じ。
MDS が動作する可能性のあるノード。プライマリ MDS ノードとセカンダリ MDS ノードの2つです。
ユーザが使用できるディスク容量とiノード数を制限する機構。詳細は、オンラインマニュアルページの edquota(8) を参照してください。
監視、および切替え機能によりユーザが指定したリソースの高可用性を維持するパッケージ。詳細は、“PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書 (Solarisオペレーティングシステム/Linux版)”を参照してください。
コマンド - sfcfsd デーモンからの要求を受け付け、コマンド - sfcfsd デーモン、コマンド - sfcprmd デーモン、ノード間通信を実現するための通信路を提供します。構成データベースの管理、管理パーティション I/O 機能を提供します。
GFS 共用ファイルシステムの運用開始/運用停止、MDS の引継運用(フェールオーバー)など、MDS/AC を制御する機能を提供します。
GFS 共用ファイルシステムを構成するプロセスの起動/停止/ダウン監視を行います。構成プロセスが他のデーモンやコマンドを起動/実行する場合、sfcprmd デーモンに要求を送信し、sfcprmd デーモンは要求に応じデーモンやコマンドを実行します。
要求を送信するプロセスをクライアントプロセスと呼び、要求に応じて sfcprmd デーモンから起動されるプロセスをターゲットプロセスと呼びます。
ターゲットプロセスは sfcprmd デーモンによって監視され、プロセスが正常終了/異常終了した場合、その状況をクライアントプロセスに通知します。
ディレクトリブロック、シンボリックリンクのパス名、間接ブロックの領域をまとめてVデータ領域といいます。メタデータ領域内に存在します。
Vデータを格納します。メタデータ領域内に存在します。
ノードが同じクラスタにある他のノードと通信できることを示すノード状態。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”を参照してください。
Web 画面でシステムの運用管理を行うソフトウェア。詳細は、“PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”を参照してください。
GFS 共用ファイルシステムを共用するノードごとにカーネル層(ファイルシステム層)で動作するモジュール。それぞれのノード上で動作するユーザアプリケーションからシステムコールを通じてアクセス要求があると、各 AC は MDS と通信を行う。MDS から渡されるメタデータと、直接アクセスする実データを用いてファイル操作を行います。
高速ファイルシステム回復を行うための、ファイルシステム構造への変更の履歴情報を格納します。
この領域をアップデートログ領域と呼び、循環ログとして使用します。
メモリ上に展開するアップデートログデータ。
アップデートログ領域にあるメタデータの未更新部分をメタデータに更新する処理です。システムダウンなどの異常が発生した場合の、ファイルシステムの修復に使用します。
アップデートログを格納する領域です。
複数の物理ディスクをまとめて、仮想的な1つのディスクとして扱えるディスクファイル装置。アクセスを複数の物理ディスクに分散させることによって、性能向上や高信頼化が実現できます。通常、複数のアクセス方式が用意されており、その方式のことを RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks) レベルと呼びます。主な RAID レベルとして、RAID0(ストライピング)、RAID1(ミラーリング)、RAID5(パリティ付きストライピング)、RAID0+1(ストライピングセットのミラーリング)があります。
1つの単位として扱われる連続ファイルシステムデータブロックのグループ。
エクステントは、開始ブロックと長さで定義されます。
ファイルシステムデータをエクステントで管理する方式。
GFS 共用ファイルシステムを運用する上で必要な情報を管理しています。また、ファイルシステム監視機構が情報の整合性を保つ為にもこれを用いています。管理パーティションには以下の情報が含まれています。
1. GFS 共用ファイルシステムを構成する各ノードの情報
2. 各 GFS 共用ファイルシステムの共用ノードと共用デバイスの対応情報
3. 各 GFS 共用ファイルシステムの MDS 配置情報
一般ユーザがマシンにアクセスするためのローカルエリアネットワーク (LAN)。
共用タイプのディスククラスに属するオブジェクト群。オブジェクトごとに、共用クラス、共用グループ、共用ディスクといった呼び方をする場合もあります。
共用ディスク装置の使用形態の1つ。各ノードのアプリケーションの責任により、同時にアクセス可能な形態(共用ディスク装置と、共用ディスクは意味が異なることに注意。明確に区別するために"共用ディスク"を"同時アクセス用の共用ディスク"と呼ぶこともあります)。
複数のノードに接続されるディスク装置。複数のノードから同時にアクセスさせるか/させないかという使用形態によって、共用ディスクと、切替えディスクの2つに分類できます(共用ディスク装置と、共用ディスクは意味が異なることに注意)。
GFS 共用ファイルシステムを共用するノード。2ノードまで設定/追加できます。
RMS クラスタ運用により、運用ノードと待機ノード間で排他使用される共用ディスク装置上に作成されたファイルシステム。運用ノードで異常または依頼が発生し、運用ノードが停止した場合に、運用ノード側のファイルシステム運用を待機ノード側へ引き継げます。
PRIMECLUSTER がノード間の通信処理で専用に使用するネットワーク接続。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”を参照してください。
クラスタシステムを構成するノード間の整合性が保たれている状態。具体的には、クラスタシステムを構成する、各ノードの CF の状態が UP または DOWNである状態 (LEFTCLUSTERとなっているノードが存在しない)。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”を参照してください。
動作中の Linux オペレーティングシステムがインストールされたディスク。以下のいずれかのファイルシステム領域を含むディスク全体を指します。
1-/
2-/usr
3-/var
4-スワップ域
共用タイプのディスククラスでオブジェクトを共用できるノード群の範囲を表わします。
ファイルシステムタイプ、作成、更新の日付、ラベル情報、ファイルシステムのサイズとレイアウト、空き領域情報のサマリを含んでいます。
ディスクデバイスのブロック故障が発生し、スーパブロックが破壊された場合に、ファイルシステムの処理が継続できるための複製として存在します。
パーティションの別の呼び方。
クラスタシステムで、プライマリサーバに異常が発生した場合に MDS の機能を引き継ぐサーバ。ファイルシステム登録時に設定しておくことにより、プライマリサーバに異常が発生するとセカンダリサーバが MDS の機能を引き継ぎます。そして、ファイルシステムの状態を正常に回復して、各 AC からの継続的なアクセスを保証します。
プライマリ管理サーバに異常が発生した場合に、Web-Based Admin View の管理サーバデーモンが動作するノード。Web-Based Admin View 動作環境設定でセカンダリ管理サーバを設定します。そうすることにより、プライマリ管理サーバに異常が発生した場合に、Web-Based Admin View の管理サーバ機能がセカンダリ管理サーバに引き継がれます。
ファイルシステムを構成するパーティションです。ファイルシステム作成時に指定します。ファイルシステムに対して操作する場合には、この代表パーティションを指定します。
データのカーネルバッファリングを回避するバッファを使用しない入出力の形式。
ファイルデータに同じ。
ファイルデータ領域に同じ。
PRIMECLUSTER を用いて構築されたひとつのクラスタシステム、または、クラシスタシステムに属していないひとつのサーバ(計算機)のこと。
クラスタ内の複数ノードのインタコネクトによる通信が不可能な場合に発生する状態。ネットワークパーティション状態でアプリケーションが共用ディスクにアクセスし続けるとデータの整合性がとれなくなる恐れがある。
(1つのオペレーティングシステムが動作する)1つの計算機。
PRIMECLUSTER システムで、各ノードにとって普遍となるように付ける名前。
通常は、各ノードのノード名と同一で構わない。しかし、ホットスタンバイなどでノード名を待機ノードに引き継いだりすると、物理的な名称とノード名の対応が一時的に変更されてしまう。そのようなときに物理的な名称であるノード識別名で管理することができます。
クラスタ運用管理ビューで、各ノードを指す名前として表示されます。
クラスタ内のすべてのノードは、同じクラスタ上にある他のすべてのノードのローカル状態を管理する。クラスタ内のノードは、すべて UP、DOWN、または LEFTCLUSTER のいずれかの状態にある。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”を参照してください。
uname -n で表示される、通信ネットワークに認識されている名前。
詳細は、オンラインマニュアルページの uname(1L) を参照してください。
物理的、または、論理的なディスクのスライスのことを指します。
GFS 共用ファイルシステムを構成するパーティションのパーティション情報を持ちます。構成パーティションの、メタデータ領域、アップデートログ領域、ファイルデータ領域(データ領域)のサイズ、配置の情報を保持します。
ディスクデバイスのブロック故障が発生し、パーティション構成情報が破壊された場合に、ファイルシステムの処理が継続できるための複製として存在します。
ファイルのデータ部分です。
ファイルデータ領域のみで構成されるパーティションです。ファイルシステムの拡張を行う場合に使用します。
ファイルのデータを格納する領域です。データ領域と呼ぶ場合があります。
伝送媒体として光ファイバーケーブルを使用するインタフェースの1つ。クラスタシステムでは RAID の接続に使用されます。
同一のファイルのデータに同時にアクセスする協調プロセス間で同期をとるための手段。
強制(mandatory)ロックと推奨(advisory)ロックがあります。
クラスタシステムで、通常運用時に MDS が動作するノード。ファイルシステム登録時に設定する必要があります。
通常運用時に、Web-Based Admin View の管理サーバデーモンが動作するノード。クライアントから GFS 運用管理ビューのメニューを使用して、操作要求や表示要求を受け付けると同時に、監視対象ノードに対してその要求を伝えます。
論理ボリュームを参照。
ディレクトリツリー上でファイルシステムが接続されるポイント。
ファイルシステムの管理データをまとめていいます。このなかには空き領域情報、iノード、間接エクステントブロック、ディレクトリ情報、シンボリックリンク情報が含まれます。
ファイルシステムの制御情報(メタデータ)を一元管理するプログラム。プライマリサーバおよびセカンダリサーバで動作します。各 AC は MDS と通信を行い、MDS によって渡されるメタデータをもとにファイル操作を行います。
メタデータを格納する領域です。
メタデータ領域に同じ。
異なるファイルを異なるファイルデータ領域に分散させて割り当てる方式。
iノード、Vデータ、ファイルデータの割付情報を格納します。メタデータ領域内に存在します。
クラスタシステムにおいて、修正適用、保守時に使用されるアップデート手法。1ノードずつ順次修正適用を行うことで、業務を停止せずに修正を適用することが可能となる。
物理スライス(ディスクパーティション)と同様に、ブロック型デバイスインタフェースを利用者に提供する論理ディスクデバイス。利用者は、論理ボリュームをアクセスすることによって、物理ディスクのデータをアクセスできます。論理ボリュームには、シングルボリューム、ミラーボリューム、ストライプボリューム、コンカチネーショングループ内のボリューム、およびスイッチボリュームの5 種類があります。論理ボリュームを「ボリューム」と呼ぶこともあります。詳細は、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 (Linux版)”を参照してください。
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