PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版) |
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第13章 ファイルシステムのバックアップとリストア | > 13.3 Linux 標準コマンドによるリストア | > 13.3.3 リストア後の設定方法 |
バックアップ元とは異なったパーティションへリストアを行う場合だけ、媒体の内部にあるパーティション情報が異なる状態となるため、以下の手順により管理情報を変更する必要があります。バックアップ元と全く同じパーティションへリストアを行う場合は、媒体の内部にあるパーティション情報の変更はないので、本作業は必要ありません。
作成した GFS 共用ファイルシステムを以下の手段で別パーティションへリストアした場合には、パーティション情報が実際のパーティション構成と一致しないため管理情報を変更する必要があります。
パーティション情報の変更は、sfcadm(8) コマンドで行います。
バックアップ元とは異なったパーティションへリストアを行う場合は、リストア先のパーティションが GFS 共用ファイルシステムで使用可能な状態かどうかによって方法が異なります。以下にそれぞれの場合の方法を示します。
1) GFS 共用ファイルシステムで未使用のパーティションへリストアを行う場合
3つのボリュームで構成されたファイルシステムを作成元とは異なる未使用のパーティション /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume01, /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume02, /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume03 へリストアした後に、sfcadm(8) でパーティション情報を再設定する方法を以下に示します。なお代表パーティションは /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume01 で、ポート名は sfcfs-1、共用ノードは host01, host02 です。
# sfcadm -m host01,host02 -g host01,host02 -p sfcfs-1,sfcfs-1 /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume01,/dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume02,/dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume03 <Enter> |
2) GFS 共用ファイルシステムで使用中のパーティションへリストアを行う場合
3つのボリュームで構成されたファイルシステムを作成元と構成が同じファイルシステムが存在するパーティション/dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume01, /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume02, /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume03 へリストアした後に、sfcadm(8) でパーティション情報を再設定する方法を以下に示します。なお代表パーティションは /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume01 で、ポート名と共用ノードは同じものになります。
# sfcadm /dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume01,/dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume02,/dev/sfdsk/gfs99/dsk/volume03 <Enter> |
なお、リストア先のファイルシステムの作成状況は、sfcinfo(8) で確認することができます。
sfcinfo(8) の詳細については、本書の sfcinfo(8) 参照してください。
sfcadm(8) の詳細については、本書の sfcadm(8) 参照してください。
バックアップ時とリストア後とでファイルシステムの共用ノード範囲が変わる場合は、共用ノード範囲の変更も必要です。
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