PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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第13章 ファイルシステムのバックアップとリストア> 13.3 Linux 標準コマンドによるリストア

13.3.2 ファイルシステム単位のリストア

 dd(1) を使用して、バックアップテープに保存された各パーティションをディスク上へ戻します。

 リストアを実施する前には、対象となる GFS 共用ファイルシステムを使用する全ノードでファイルシステムをアンマウントしてください。

例) 以下はシングルパーティショ構成の例です。
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k <Enter>
例) 以下にパーティションが2つ(ファイルデータ領域追加)の例を示します。
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k <Enter>  <- テープ1
  テープ交換
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02 bs=1024k <Enter>  <- テープ2

 dd(1) はマルチテープボリュームをサポートしていません。分割バックアップしたテープからリストアする際には、dd(1) の bs および count パラメタは必ずバックアップ時と同じ値を指定してください。また、seek はバックアップ時の skip と同じ値を指定してください。

 例) 以下は 1 ギガバイト単位に分割バックアップしたテープをリストアする例です。

# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k count=1024 <Enter>  <- テープ1
  テープ交換
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k count=1024 seek=1024 <Enter>  <- テープ2
  テープ交換
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k count=1024 seek=2048 <Enter>  <- テープ3
  テープ交換
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k count=1024 seek=3072 <Enter>  <- テープ4
   ...

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