PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第10章 ファイルシステムの操作(GUI編)> 10.3 変更

10.3.3 共用ノード情報変更

 GFS 運用管理ビューにより、共用ノード情報変更を行う手順を説明します。

◆(1) ファイルシステムのアンマウント

 共用ノード情報変更操作を行う場合は、あらかじめ、全ノードでマウントされていない状態にする必要があります。

 コマンドによるアンマウントの詳細は、“11.3.1 アンマウント”を参照してください。

◆(2) ファイルシステムの選択

 メイン画面の「マウントツリー」または「ファイルシステム情報」フィールドから、変更を行うファイルシステムを選択します。タイプが sfcfs のファイルシステムだけ選択可能です。

 [操作]:[属性変更] を選択し、画面切替タブにより「共用情報」に遷移します。

◆(3) 共用情報の変更

 「共用情報画面」では、ファイルシステムを共用するノードの情報を変更します。

 設定されている値を変更する必要があれば、パラメタの値を変更します。

 各設定値を変更前の設定に戻す場合は、<リセット> ボタンを押してください。

[図:ファイルシステム属性の共用情報]

◆「ノード」の選択

 「ノード名」は、共用するノード名を選択します。2ノードを選択する必要があります。

 ただし、自ノード、プライマリ MDS が設定されているノードおよび、セカンダリ MDS が設定されているノードの選択を解除することはできません。

◆「ホスト」の選択

 追加したノードで使用する LAN のホスト名として、表示されているホスト名以外のホスト名を選択する場合は、<選択> ボタンをクリックして、使用する LAN のホスト名を下図の画面で選択します。

 <選択>ボタンをクリックしない場合は、表示されているホスト名の LAN を使用します。

 すでに選択されているノードのホスト名を変更することはできません。選択されているホスト名を削除してから、左側の候補ホスト名から使用する LAN のホスト名を選択して右側の選択ホスト名に追加してください。

[図:ホスト名選択ウィザー]

「プライマリMDS」および「セカンダリMDS」について
 「プライマリ MDS」および「セカンダリ MDS」は、変更することはできません。変更が必要な場合は、対象となるファイルシステムを削除し、再作成してください。

 各パラメタの詳細については、本書の sfcadm(8) 参照してください。

◆(4) 共用ノード情報変更の確定

 <適用>ボタンを押すと、共用ノード情報変更の処理が行われます。

 <完了>ボタンを押すと、「ファイルシステム属性画面」が閉じます。

 <適用>ボタンを押し、共用ノード情報の変更を行うと、GFS 運用管理ビューが自動的に /etc/fstab へのエントリの追加・変更をします。

◆(5) ファイルシステムのマウント

 共用ノード情報変更の操作終了後、ファイルシステムのマウントを行います。

 コマンドによるマウントの詳細は、“11.2.4 マウント”を参照してください。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006