PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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1.3.3 ディスクブロック故障時の領域再割当て
GFS 共用ファイルシステムでは、新規に割り当てたメタデータ領域にディスクブロックのハードウェア障害が発生した場合に、別のディスクブロックを自動的に割り当てます。これにより、ディスク上の特定ブロックだけの故障の場合に、ファイルシステム処理を継続することができます。
本機能は、I/O エラーの発生したブロックの使用を一時的に抑止するだけで、同じブロックを使用する要求が出た場合に、再度 I/O エラーが発生してしまうことがあります。I/O エラーが発生する場合には、該当要求への応答時間が長くなるため、I/O エラーの原因を早く取り除くことが必要です。I/O エラーによるブロックの再割当てが発生した場合にはまず、ファイルシステムをバックアップします。そして、ディスク交換などによりハードウェアの不良原因を取り除き、バックアップしたデータをリストアすることでファイルシステムの復旧を実施してください。
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