Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.6 |
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第2章 DRのシステム構成と運用管理 |
GP7000Fモデル1000/2000, PRIMEPOWER800/900/1000/1500/2000/2500は、システムを複数のパーティションに分割することができます。DR機能を利用することで、システム管理者は、システムを再起動せずに、各パーティションの必要性に応じて、パーティション間でシステムボードを移動させることができます。(パーティションを新たに作成する場合は、「System Console Softwareユーザーズガイド」を参照してください)
システムボードプール機能とは、この運用目的のために、特定のシステムボードを、どのパーティションにも属さない状態でプールしておく機能です。
システム管理者は、プロセッサやメモリ負荷が高いパーティションに対して、フリープールからシステムボードを獲得して、そのパーティションに追加することができます。また、不用になった時点で、フリープールへ返却ができます。
このように、計画的にパーティション間を移動するシステムボードは、DRによる削除および追加処理が容易に行えるように管理しておく必要があります。そのために、メモリ、CPU、I/Oの使用状態が、それぞれDRによる削除・追加が可能な条件を満たしている必要があります。“2.1 DRシステム構成”を参照して、できるだけ条件を満たすようにシステムの運用をしてください。
また、“2.3.2 DRコンフィグレーションとOBP (Open Boot PROM)”で記述されている設定方法を使用して、メモリ、I/Oの使用状況を制限することができます。特に、I/Oに関しては移動するボード上のI/Oへのマルチパス化の制御は複雑になるため、この制限方法は有効です。
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