SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用ガイド V1.1L21B

2.3.1 Oracle のデータ配置

Oracle資源の配置を以下に示します。

項目	場所	備考
プログラム	ローカルディスク
初期化パラメタ	ローカルディスク	各ノードのローカルディスクに配置することを推奨。
サーバパラメタ	共有ディスク
データファイル	共有ディスク
制御ファイル	共有ディスク
REDOログ	共有ディスク
アーカイブログ	任意	どちらでもよい
アラートログ	ローカルディスク	各ノードのローカルディスクに配置することを推奨。

• プログラムは各ノードのローカルディスクにインストールしてください。

• 運用ノードと待機ノードでデータを引き継ぐ必要のある、データファイル、制御ファイル、REDOログ、サーバパラメタは、共有ディスク上に配置します。

• 初期化パラメタは、Oracle 障害発生時や計画停止時などのメンテナンス性を高めるため、各ノードのローカルディスク上に配置することを推奨します。（共有ディスク上のデータは、クラスタサービスを停止した状態では参照することができなくなります。）

• アーカイブログの出力先には、ディスク容量不足が発生しないように考慮して任意の場所を設定してください。ただし、Oracle の障害が発生し、アーカイブログの適用が必要な場合は、全ノードのアーカイブログを集約して適用する必要があります。

• アラートログの出力先には、各ノードのローカルディスクを設定することを推奨します。共用ディスクに設定した場合、共用ディスクやディスクパスの障害時にアラートログが出力されず、原因の調査ができなくなる場合があります。

Oracle8i の Oracle interMedia を使用する場合、注意事項があります。"第4章 注意事項” を参照してください。